建設業向けのファクタリング会社厳選10社|おすすめの理由と注意点・選び方を解説

ファクタリングは、建設業で負担になりがちな資材費や外注にかかる費用の立て替えで、支払い困難に陥らないための手段といえます。

建設業は売掛金が入金されるまでのサイトが長めといえますが、その間に発生する支払いに対応しやすく、相性も抜群によいです。

また、建設業とファクタリングの相性が良好である背景には、業界特有の請負契約が関係します。

ただし、ファクタリングには業界特化型など種類があるため、有効な手段として活用するためにも、建設業向けのサービスを選ぶことが大切です。

そこで、建設業向けのファクタリングサービスとおすすすめの理由、利用における注意点や選び方を解説します。

ファクタリングがおすすめの業種とは?特徴や種類を徹底解説

目次

建設業におすすめのファクタリング会社厳選11社

工事現場 作業員

建設業は工期が長期化しやすく、進捗に応じた費用が発生することも多いため、資金繰りが厳しくなりやすいことが特徴です。

ファクタリングであれば、建設業が抱えがちな資金面の悩みを迅速に解決できますが、スムーズな問題解決のためには業界に強いファクタリング会社を選びましょう。

建設業におすすめのファクタリング会社は、以下の11社です。

法人の建設業向けファクタリング会社6選

  1. PMG(ピーエムジー)
  2. アクセルファクター
  3. 土建くん
  4. トップ・マネジメント
  5. メンターキャピタル
  6. ビートレーディング

PMG(ピーエムジー)

中小企業の経営者を支える

サービス名 PMGについて詳しく
運営会社 ピーエムジー株式会社
売買手数料 1%~10%
入金までの最短時間 最短30分
買取可能額 50万円~上限なし
2社間契約
3社間契約
債権譲渡登記 不要なプランあり
審査時必要書類
  • 口座入出金明細
  • 請求書
オンライン契約
対象者 法人・個人事業主
営業時間 8:00-20:00(土日祝も営業)
審査通過率 非公開

PMGでは、中小企業をサポートするためのサービスをご提供しています。ファクタリング(売掛金早期資金化)サービスもその内のひとつです。審査結果が30分でわかること、最短即日で入金可能というスピーディーな対応が可能です。翌営業日中に入金まで進めることもできます。

全国に10の拠点があるため、対面での相談がしやすく、財務支援などのファクタリング以外のサポートも実施。PMGはプライバシーマーク・ISO27001を取得しているため、情報セキュリティの面でも安心してご利用いただけます。

【PMGのポイント】

  • 審査結果は最短30分でわかる
  • 即日入金も可能(平日のみ)
  • 情報セキュリティ面で安心して利用できる

アクセルファクター

“即日入金”を原則とする経営方針

サービス名 アクセルファクターについて詳しく
運営会社 株式会社アクセルファクター
売買手数料 2%~10%(売掛債権額によって変動)
入金までの最短時間 最短即日
買取可能額 30万円〜1億円
2社間契約
3社間契約 ×
債権譲渡登記 原則不要
審査時必要書類
  • 売掛金が確認可能な書類(180日まで)
  • 入金が確認可能な預金通帳
  • 直近の確定申告書
  • 代表者の身分証明書
オンライン契約
対象者 法人・個人事業主
営業時間 平日 10:00~19:00
審査通過率 93%

「アクセルファクター」は、株式会社アクセルファクターが運営するファクタリングサービスです。株式会社アクセルファクターの大きな特徴として、関東財務局ならびに関東経済産業局から認定を受けた経営革新等支援機関(豊富な専門知識や実務経験を持ち、中小企業に対して専門性の高い支援・技術を提供可能)であることがあげられます。

過去には「安心して利用できるファクタリングサービス」ランキング1位に選ばれた実力を持つサービスであるため、信頼性や安心感を重視する方は利用を検討してみると良いでしょう。

土建くん

公式サイト 土建くん
運営会社 株式会社ワイズコーポレーション
売買手数料 1.8%~
入金までの最短時間 最短即日
買取可能額 非公開
2社間契約
3社間契約
債権譲渡登記 非公開
審査時必要書類
  • 請求書、またはそれに準ずるもの(注文書・請書でも可能)
  • 通帳のコピー(過去3ヶ月の入金履歴が確認できるページを撮ったもの)
  • 本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード)
  • 決算書または確定申告書 直近2期分
  • ※必要に応じて会社謄本、印鑑証明書、納税証明書など
オンライン契約 〇(原則オンライン)
対象者 法人・個人事業主
営業時間 平日9:00~19:00
審査通過率 非公開

土建くんは、申込みから書類提出・審査・契約まで、原則オンラインで進行するファクタリングサービスです。

建設業に特化しており、たとえば先に2点の書類、残りは並行で提出するなど、事情に応じた柔軟な対応を行っています。

来社や郵送の往復を減らすことで、時間と事務コストの負担を軽減できることが特徴です。

出来高・出来形・検収などの建設特有の流れを前提として、必要書類の順番や確認する要点などを案内するため、来社や郵送の往復などのムダな差し戻しを減らせます。

建設業の現場に即した対応が可能であり、時間と事務コストの負担を軽減したファクタリングを可能とすることがメリットです。

トップ・マネジメント

総買取件数55,000件以上

サービス名 トップ・マネジメントについて詳しく
運営会社 株式会社トップ・マネジメント
売買手数料 非公開
入金までの最短時間 最短数時間
買取可能額 30万~3億円
※売掛先1社に対しての上限は1億円迄
2社間契約
3社間契約
債権譲渡登記 非公開
審査時必要書類
  • 請求書(3〜6ヶ月の支払いサイト)
  • 事業主の本人確認書類
  • 昨年度の決算書
  • 直近7ヶ月の入出金明細
オンライン契約
対象者 法人・個人事業主
営業時間 平日10:00~19:00
審査通過率 非公開

トップ・マネジメントは経営者支援に特化したファクタリングサービスです。申し込みの際には、対面またはオンラインでの面談が行われ、お互い顔が見えた状態でファクタリングを利用できます。

サービスの種類が多いことも特徴の一つです。広告・IT企業専門に特化した「ペイブリッジ」、ファクタリング専用口座を使用する「電ふぁく」、助成金申請のサポートも行う「ゼロファク」など、経営状況や業界にあわせたサービスを展開しています。

メンターキャピタル

公式サイト Mentor Capital
運営会社 株式会社 Mentor Capital
売買手数料 非公開
入金までの最短時間 最短即日
買取可能額 非公開
2社間契約
3社間契約
債権譲渡登記 原則登記保留
審査時必要書類
  • 通帳のコピー(表紙付き直近3か月分)
  • 売掛金に関する資料(請求書・契約書など)
オンライン契約 要問合せ
対象者 法人・個人事業主
営業時間 平日9:30~18:30 ※WEBによる無料査定は365日24時間対応
審査通過率 92%

Mentor Capitalは、買取率最大98%のファクタリングサービスを提供する業者です。
年間3,000件以上の買取実績がある全国対応のファクタリング会社で、売買手数料を抑えられます。

ビートレーディング

取引先実績5.2万社 累計買取額1,170億円

サービス名 ビートレーディングについて詳しく
運営会社 株式会社ビートレーディング
売買手数料 2%〜12%
入金までの最短時間 最短2時間
買取可能額 制限なし
2社間契約
3社間契約
債権譲渡登記 原則不要
審査時必要書類
  • 債権に関する資料(請求書、注文書等)
  • 通帳のコピー(2ヶ月分)
オンライン契約
対象者 法人・個人事業主
営業時間 平日9:30~18:00
審査通過率 非公開

申込から契約まですべてPCやスマホでオンラインで済ませられ、資金調達まで最短2時間とスピード感のある対応をしているため、急を要する場合には特に重宝するでしょう。

また売買手数料が2%から12%までと、幅が広いながらも上限が決められていることから、高額取引での利用を検討中の法人・個人事業主にもおすすめのサービスです。

さらにビートレーディングは、他のファクタリング業者に先駆けて、受注時の注文書をもとに資金調達を可能にする新しいファクタリングサービスの提供も始めています。

【ビートレーディングのポイント】

  • 取引先実績2万社
  • 平日営業時間内なら入金まで最短2時間
  • 買取可能額に上限なし(無制限)

個人事業主の建設業向けファクタリング会社5選

  1. ベストファクター
  2. ペイトナーファクタリング
  3. けんせつくん
  4. QUQUMO(ククモ)
  5. Labol(ラボル)

建設業の資金調達方法5選|業界の資金繰り状況とおすすめの方法を解説

ベストファクター

サービス名 ベストファクターについて詳しく
運営会社 株式会社アレシア
売買手数料 2~20%
入金までの最短時間 最短即日
買取可能額 30万~1億円
2社間契約
3社間契約
債権譲渡登記 不要な場合もある
審査時必要書類
  • 請求書
  • 本人確認書類
  • 入出金の通帳
オンライン契約
対象者 法人・個人事業主
営業時間 平日10:00~19:00
審査通過率 92.25%

ベストファクターは株式会社アレシアが運営するファクタリングサービスです。電話での相談で最短5分で買取可能かどうかがわかり、即日での入金も対応しています。そのため、お急ぎで早めに入金を必要としている方におすすめです。

個人事業主の相談にも対応しており、幅広い資金需要者に対応しているサービスといえます。

ペイトナーファクタリング

最短10分で振込完了

サービス名 ペイトナーファクタリングについて詳しく
運営会社 ペイトナー株式会社
売買手数料 10%固定
入金までの最短時間 最短10分
買取可能額 100万円まで
2社間契約
3社間契約 ×
債権譲渡登記 非公開
審査時必要書類
  • 支払い期日まで70日以内の請求書
  • freee連携情報
  • 本人確認書類(初回のみ)
オンライン契約
対象者 法人・個人事業主
営業時間 平日10:00~19:00
審査通過率 非公開

ペイトナーファクタリングは、主に小規模ビジネスの資金繰りをサポートするのに適したファクタリングサービスで、ペイトナー株式会社が運営しています。入金までが最短10分という最速スピードが特徴で、週末申し込みをした場合、早くて月曜日の午前中には入金されるしくみです。

請求書の買取は、初回利用で上限25万円までですが、ペイトナーファクタリングと継続取引をするうちに上がっていきます。最終的に最大で100万円までのファクタリングが可能です。まさに、小規模ビジネスやプロジェクトを運営する方におすすめのファクタリングサービスです。

【ペイトナーファクタリングのポイント】

  • 平日の営業時間内なら最短10分で即時入金が可能
  • 利用可能枠は取引実績によって変わる(25万~100万円)
  • ISO 27001認証取得

けんせつくん

建設業専門のファクタリングサービス

サービス名 けんせつくんについて詳しく
運営会社 株式会社ウィット
売買手数料 5%~
入金までの最短時間 最短2時間
買取可能額 非公開
2社間契約
3社間契約 ×
債権譲渡登記 非公開
審査時必要書類 非公開
※受注時の注文書の買取りも可能
オンライン契約
対象者 建設業の法人・個人事業主
営業時間 9:00~20:00 年中無休
審査通過率 非公開

けんせつくんは、株式会社ウィットが運営する建設業専門のファクタリングサービスです。建設業に精通したスタッフが在籍し、建設業特有の悩みにも柔軟に対応してくれます。

スマホのみで手続きが可能なうえ、請求書ではなく注文書での審査も可能なことが特徴です。審査に通ると最短2時間で指定口座への振り込みが完了するため、急ぎで資金を必要としている場合にもおすすめできます。

【けんせつくんのポイント】

  • 建設業専門のファクタリングサービス
  • スマホだけで完結
  • 年中無休で対応

QUQUMO(ククモ)

2社間契約で売買手数料1%から

サービス名 QUQUMO(ククモ)について詳しく
運営会社 株式会社アクティブサポート
売買手数料 1%~
入金までの最短時間 最短2時間
買取可能額 制限なし
2社間契約
3社間契約 ×
債権譲渡登記 不要
審査時必要書類
  • 請求書
  • 通帳
オンライン契約
対象者 法人・個人事業主
営業時間 平日10:00~17:00
審査通過率 98%

QuQuMo(ククモ)は、株式会社アクティブサポートが運営するファクタリングサービスです。申込から契約まですべてPCやスマホでオンラインで済ませられます。また売買手数料が1%からと低く設定されており、取引可能額は少額から高額まで制限がないことから、小規模経営の法人・個人事業主にもおすすめできるサービスです。

主な営業日は平日となっていますが、早めに対応してほしい場合には、土日に前もってオンライン申請しておくという方法をとるのがスムーズでしょう。そうすることで週明けには審査結果を受け取ることが可能です。

【QUQUMOのポイント】

  • 平日営業時間内なら入金まで最短2時間
  • 審査通過率98%
  • 売買手数料1%~

Labol(ラボル)

個人事業主・フリーランス向け 1万円から利用可能

ラボルについて labol(ラボル)について更に詳しく
運営会社 株式会社ラボル
売買手数料 10%固定
入金までの最短時間 最短60分
買取可能額 1万円~
2社間契約
3社間契約 ×
債権譲渡登記 不要
審査時必要書類
  • 請求書
  • 取引のエビデンス
  • 本人確認書類
オンライン契約
対象者 個人事業主・フリーランス・法人
営業時間 土日・祝日も審査と入金を行っている
審査通過率 非公開

labol(ラボル)は東証プライム上場企業である株式会社セレスの子会社です。土日・祝日も審査を行っており、振込は24時間365日対応しているので、土日ファクタリングをお考えの方にはぴったりのファクタリング業者です。ただし、年に数日休業となる場合があるので、休業期間については確認しておくことをおすすめします。

買取可能額は1万円からと柔軟性があり、小規模事業者や、個人事業主やフリーランスの方にも利用しやすくなっています。売買手数料が10%固定で分かりやすいのも安心して利用できるポイントです。

【ラボルのポイント】

  • 土日・祝日も審査と振込対応
  • 東証プライム上場企業の子会社
  • 売買手数料は10%固定

建設業が抱える資金繰りの課題

建設作業員 書類確認

建設業は、他業種よりも資金面で苦労しやすいといえますが、業界特有といえる以下の資金繰り課題を抱えているからです。

  1. 重層下請構造で利幅が取りにくい
  2. 先行する出費が多い
  3. 支払いサイトが長い
  4. 銀行融資を受けにくい
  5. 入出金のズレが大きい
  6. 現金管理がしにくい
  7. 売上の増減が激しい

資金繰りが厳しい理由は?建設業を例に原因ややるべきことを解説

重層下請構造で利幅が取りにくい

建設業の請負いは、元請けから下請けに仕事を発注し、さらに下請けが次の孫請けに仕事を依頼する重層下請構造です。

工事規模が大きいほど、規模の小さな建設会社はピラミッド構造の末端に位置づけられてしまい、発注の繰り返しでマージンを差し引かれた報酬で仕事を受注することになります。

利幅の取れない仕事を引き受けることになるため、資金繰りが悪化しやすいといえます。

先行する出費が多い

建設業は、仮事務所の準備金・材料費・外注費・足場設置費用など、支払いが先行します。

先に出費が多く発生するのに対し、報酬は構築物が完成した後で支払われるため、資金繰りが悪化しやすいといえます。

支払いサイトが長い

建設業で、仕事を受注して報酬が入金されるまで、平均3か月半、長ければ半年以上かかります。

報酬の一部を前受けできるケースや、進捗に応じて支払いがある場合などはあるものの、基本的に資金繰りに苦労しがちです。

銀行融資を受けにくい

建設業は、先行出費が多いのに対し入金までのサイトが長めであり、受注案件ごとの売上や収支の変動なども把握しにくいため、銀行融資の審査に通らないケースが少なくありません。

複数の工事が同時に進んでいることや、複雑な原価管理などで、赤字の案件を受注しているケースも見られることも銀行融資を受けにくい理由です。

その結果、運転資金を調達できず、資金繰りが悪化してしまいます。

入出金のズレが大きい

建設業は、売上計上後に報酬が入金されるまでの時間が長いですが、仕入れや外注などの支払いは先行します。

入出金のズレが大きいと、過剰仕入れなどの発生で資金不足に陥りやすくなります。

現金管理がしにくい

建設業の損益計算書の売上には、回収できていない売掛債権も含まれるため未回収の状態が続けば資金繰りは悪化します。

入出金のズレの大きさで、帳簿上だけで現金の流れを把握することは難しいといえます。

そのため、別途、資金繰り表などを作成して、現状に沿った手元の現金管理を行うことが必要です。

売上の増減が激しい

建設業は、売上の増減が激しいことも、資金繰りが悪化しやすい理由です。

売上が伸びているときに、受注案件を増やしたくても、報酬が入金されていない状態では仕事を請負うことはできません。

取引先倒産や外部環境の要因などで、売上が低迷する恐れもあると認識し、余裕のある資金繰りを心掛けることが必要です。

ファクタリングが建設業におすすめの理由

建設業のシルエット

ファクタリングは、建設業と非常に相性のよい資金調達方法です。

建設業では、業界特有といえる資金繰りに関する悩みを抱えていますが、その心配事を解決できる手法がファクタリングだからです。

ファクタリングが建設業におすすめの理由として、以下が挙げられます。

  1. 前金を準備できる
  2. 大型契約も安心して受注できる
  3. すぐに資金を準備できる
  4. 赤字でも利用できる
  5. 倒産リスクを回避できる
  6. 企業評価を気にせず利用できる
  7. 支払期間を調整できる
  8. 短期の資金需要に対応できる
  9. 建設業振興基金の保証制度を利用できる

前金を準備できる

建設業とファクタリングの相性がよい理由として、売掛金が支払われるまでに必要な「前金」を準備しやすいことが挙げられます。

工事を発注した元請けから一部代金の前払いはされたとしても、基本は後払いのため売掛金が発生します。

人件費・機材費・外注費など、手元の資金だけで賄うことができないケースも少なくありません。

この場合、工事完了後に受け取る予定の報酬(売掛金)をファクタリング会社に売却すれば、前倒しで現金を受け取れます。

大型契約も安心して受注できる

建設業がファクタリングを利用すれば、大型契約を結びやすくなります。

本来、工事代金(報酬)は、目的物完成後の完成物と引き換えで支払われます。

数千万円や数億円規模の工事では、代金の一部が前金として支払われることもありますが、次の下請けに工事を依頼するときには同様に前金を渡すことが必要です。

この場合、ファクタリングで外注費用を賄えるため、大口契約や受注可能数を増やして、事業拡大に繋げられます。

すぐに資金を準備できる

ファクタリングを使えば、手元のお金をすぐに準備できます。

建設業では突発的に仕事の依頼が入ることもめずらしいことではありませんが、工事内容によっては予定外の外注が発生する場合もあります。

突発的に受注したい仕事が発生した場合でも、ファクタリングを使えば資金不足でビジネスチャンスを逃す必要はなく、受注したい仕事を請け負うことができます。

赤字でも利用できる

ファクタリングなら、赤字決算の建設会社でも利用できます。

建設業の資金調達方法として、銀行融資は一般的といえますが、赤字では審査に通らず借入れできません。

しかし、ファクタリングなら銀行融資を受けることができない場合でも、信用力の高い売掛金を保有していれば活用できます。

倒産リスクを回避できる

ファクタリングは、償還請求権なしのノンリコース契約であることが一般的です。

利用後に売掛先が破綻し、売掛金を回収できなくなっても、利用者が弁済義務を負う必要はありません。

建設業界は重層下請構造であるため、2次・3次や、4次などの建設会社も少なくありません。

仮に4次業者の場合、直接の元請けが上場企業で倒産リスクを抑えられていても、2次請けや3次請けが破綻すると、債権は貸し倒れになるでしょう。

ファクタリングなら、先に売掛金を現金化できるため、回収できなかったときの保全につながります。

企業評価を気にせず利用できる

銀行融資で資金調達する場合、ノンバンクなどの高利金融会社から借入れしていれば、企業評価が下がります。

企業評価が低下すれば、銀行融資の審査に通りにくくなりますが、ファクタリングなら金銭の借入れではないため、企業価値を下げません。

負債を増やさないため、貸借対照表上の印象も落とさず、決算書を汚すことはありません。

支払期間を調整できる

建設業で支払いが行われるサイトは2~3か月は当たり前であり、その間に入金がない状態が続きます。

ファクタリングなら、仮に仕事量が減ってしまった時期でも支払サイトを調整し、入金を早期で受け取る方法として活用できます。

建設業の万一に備えるセーフティネットとしての役割も期待されます。

短期の資金重要に対応できる

銀行融資で運転資金を借入れなければならないほどの資金需要ではなく、一時的なつなぎ資金を求めている場合も少なくありません。

この場合、ファクタリングは有効な手段として活用できます。

特に、複数の現場を抱えている場合、保有する売掛金を2社間ファクタリングで売却し、業務運営のコストに充てられます。

建設業振興基金の保証制度を利用できる

ファクタリングが建設業と相性がよく、ファクタリング会社が契約したい相手といえます。

その理由として、次の3つが挙げられます。

  • 買い取ることとなる売掛金が大きく大口契約になりやすい
  • 建設業の取引は元請けの規模などからみたときリスクが低い
  • 一般財団法人建設業振興基金によるファクタリング契約保証事業がある

一般財団法人建設業振興基金とは、建設業の資格取得に向けた研修・就職・キャリアアップなどの支援、資金援助や保証業務などを行う団体です。

元請けからの工事代金も保証し、ファクタリング契約の保証業務なども含まれるため、建設業者にメリットとなる活動を行っています。

建設業におけるファクタリング利用の注意点

建設作業員の男性2人

ファクタリングは、売掛金が発生する業種であれば利用できますが、建設業においては特に以下の6つに注意して活用しましょう。

  1. 売買手数料が差し引かれる
  2. 売掛先の信頼性に左右される
  3. 売掛先を交えると経営難を勘ぐられる
  4. 使用できない売掛債権もある
  5. 悪徳業者との見極めが重要である
  6. 調達額は売掛債権額にとどまる

売買手数料が差し引かれる

建設業に限らず、ファクタリングの利用では売買手数料が発生します。

最短即日で資金調達できることや、赤字決算に債務超過など財務状態が悪くても買取可能である反面、これらのリスクはファクタリング会社が負います。

ファクタリング会社の負うリスクの高さ分、売買手数料に反映されます。

売掛先の信頼性に左右される

ファクタリングは、どのような売掛金でも買取可能となるわけではありません。

売掛先の信頼性が重要であるため、業績悪化で倒産リスクも高い売掛先の債権は、ファクタリング審査に通らない恐れもあります。

経営が安定している信用力の高い売掛先の債権を選ぶことが必要です。

売掛先を交えると経営難を勘ぐられる

3社間ファクタリングでは、売掛先にファクタリングの事実を知られることは避けられません。

売掛先から、経営状態が悪化しているのかと経営難を勘繰られる可能性もあり、その後の取引量や取引頻度を変更される恐れもゼロではないといえます。

3社間ファクタリングを選ぶときには、ファクタリング利用に快く協力してくれる売掛先を選びましょう。

使用できない売掛債権もある

売掛先との契約で、債権譲渡禁止特約が付されているケースもあります。

現在では民法が改正され、債権譲渡禁止特約がついている契約の売掛債権だとしても、流動化させることはできます。

しかし、トラブルを避けたいファクタリング会社では、譲渡が禁止されている売掛債権は買取不可とする場合が多いため、避けた方がよいでしょう。

悪徳業者との見極めが重要である

売買手数料が法外に高いときや、極端に安い場合、悪徳業者の恐れが高いといえます。

表向きファクタリング会社を装った悪徳業者などは、売掛金の買取りと見せかけて金銭を貸し付けて、法外な利子を請求します。

安さに安易に飛びつくと、悪徳業者に騙されるリスクが高まるため注意してください。

調達額は売掛債権額にとどまる

ファクタリングは、保有する売掛金を売却することで現金に換えることができるサービスであるため、売掛金額面内の資金調達にとどまります。

そのため、現金として調達できる金額は売掛金額までとなり、買取手数料が差し引かれる以上、本来受け取ることのできた金額よりも少なくなると認識しておきましょう。

建設業のファクタリング会社選びのポイント

良い評価

ファクタリングは建設業におすすめの資金調達方法ですが、信頼できるファクタリング会社を選びが重要です。

安心してファクタリングを利用するためにも、会社選びの際には以下のポイントを参考にしてください。

  1. 売買手数料が安い
  2. 現金化までスピーディー
  3. 買取限度額の幅が広い
  4. 建設業の取扱い実績が高い
  5. 2社間ファクタリングが利用できる
  6. 長期支払いサイトの債権でも買い取りできる

売買手数料の安さ

建設業がファクタリング会社を選ぶときには、売買手数料の安さをチェックしましょう。

ファクタリングで発生する売買手数料は以下の相場です。

契約方式 割合の相場
2社間ファクタリング 10~20%
3社間ファクタリング 1~9%

売却する売掛金の種類や金額、回収までの日数など様々な項目を加味し、ファクタリング独自の審査で決まるため一律ではありません。

有利な条件で売掛金を買い取ってくれるファクタリング会社なら、コストを抑えて資金を調達できます。

現金化までスピーディー

建設業でファクタリング会社を選ぶときには、売掛金を現金化するまでのスピードが早い会社を選びましょう。

急いで資金が必要という場面で、審査が進まず入金まで時間がかかるのでは、ファクタリングを利用する意味はなくなります。

ファクタリング会社によっては、最短即日で売掛金を現金化できるところもあるため、できるだけスピード感を持った対応ができる業者を選んでください。

買取限度額の幅が広い

建設業がファクタリング会社を選ぶときには、買取限度額が設定されていないか確認しましょう。

ファクタリング会社が買取可能とする売掛金に下限が設定されていると、少額債権では買い取りを拒否されます。

反対に上限が決まっていると、金額の大きな売掛金を現金化したくても利用できません。

建設業では多額の売掛金が発生しやすいため、買取限度額が高いファクタリング会社のほうがより多く資金を調達できます。

建設業の取扱い実績が高い

建設業でファクタリング会社を選ぶときには、建設業のファクタリング実績が高い会社を選ぶようにしましょう。

実績が豊富であれば、建設業ならではといえる業界特有の事情なども理解しているため、よりスムーズに資金調達しやすくなります。

また、建設業では売掛金額が大きくなりやすいため、資金力の高いファクタリング会社のほうが安心です。

建設業のニーズに対応できるファクタリング会社を選んでください。

2社間ファクタリングが利用できる

建設業でファクタリング会社を選ぶときは、2社間ファクタリングが利用できる会社を選びましょう。

すぐに資金を調達でき、売掛先に知られずに利用できるのは2社間ファクタリングといえます。

ファクタリング利用で資金繰り悪化を元請けに知られると、別の下請けに乗り換えられる恐れもあるため、2社間ファクタリングで契約できる会社がおすすめです。

長期支払いサイトの債権でも買い取りできる

建設業でファクタリング会社を選ぶときは、長期支払いサイトの債権でも買い取りしている会社を選びましょう。

上記企業から報酬の支払いがないと、次の下請けも孫請けに支払いができません。

ピラミッド層の下位層に位置するほど入金が遅れがちなため、長期支払いサイトの債権でも買取可能なファクタリング会社がおすすめです。

建設業のファクタリングでよくある質問

よくある質問 Q&A

建設業では、依頼された建築物が完成しなければ報酬を得られないことが多いため、その間の資金繰りが悪化しがちです。

ファクタリングは、まだ支払われていない売掛債権を現金化する手法のため、売掛金回収までの資金繰りに悩みやすい建設業にはぴったりの資金調達方法といえるでしょう。

しかし、まだ十分に認知されている資金調達方法ではないため、利用してみたいけれど一歩踏み出せない経営者も少なくありません。

そこで、安心してファクタリングで資金調達するために、下のよくある質問を参考にしつつ、利用することをおすすめします。

ファクタリングは貸金業なの?

ファクタリングは、売掛債権の売買のため、貸金業には該当しません。

金利規制も適用されず、貸金業登録なしでも事業を運営できます。

ただし、償還請求権あり(買い戻し義務付き)の取引は貸金業とみなされるため、貸金業登録せずに営業することは違法です。

ファクタリングは違法なの?

ファクタリングは、売掛債権を売却して現金化する債権譲渡による資金調達方法であり、違法ではありません。

ただし、給与ファクタリングや、表向けファクタリングを装い金銭を貸し付ける偽装ファクタリングは、違法な取り立てを行うため注意が必要です。

ファクタリングの手数料相場を大幅に逸脱する売買手数料を設定するファクタリング会社には注意しましょう。

回収した売掛代金を支払わなかったらどうなる?

2社間ファクタリングでは、ファクタリング会社に代わって利用者が売掛金を回収します。

回収後は、すみやかにファクタリング会社に売掛代金を支払うことが必要ですが、使い込みや別の支払いに流用すると、横領罪などの刑事事件に発展する場合もあります。

また、ファクタリング会社から売掛先へ支払い状況の確認などを行うため、売掛先にファクタリング利用を知られてしまい、その後は発注がなくなる恐れもあるため注意しましょう。

まとめ

建設業界は、重層下請構造による請負いの仕組みが一般的ですが、仕事の規模や金額が大きいため資金繰りは悪化しやすいといえます。

しかし、ファクタリングなら、資金繰りを円滑にして発注先からの業務依頼にもすぐにこたえられます。

手元の資金が不足している場合や、資金繰りが悪化しているなどで悩んでいるのなら、ファクタリングで資金調達することをおすすめします。

PMGでは、ファクタリングで買主に請求書(売掛取引の債権)を買い取りますが、その際には以下の書類を確認します。

  • お客様が取引先に発行した請求書
  • 取り交わした売買契約書や発注書(注文書)
  • 取引先とやり取りした支払明細書

資金繰りに悩みを抱えており、ファクタリング利用を検討している場合は、気軽にご相談ください。