キャッシュフロー分岐点と損益分岐点は、経営状態の評価において非常に重要な指標です。
そこで、資金繰りが経営の鍵を握る中小企業の経営指標となるキャッシュフロー分岐点と損益分岐点について紹介します。
中小企業経営者向け!

キャッシュフローとは
キャッシュフローとは、お金がどのくらい入り、どれだけ出て行ったのか表す金銭の流れです。
単なる利益ではなく、内部全体の資金をあらわす指標といえます。
利益が黒字でも企業内部の資金が不足していれば倒産する恐れもあるため、黒字のときこそキャッシュフローの確認が重要です。
損益分岐点とは

損益分岐点は、利益が出るために必要な売上高のギリギリラインです。
そのため、損益分岐点を上回ることで、利益が創出されます。
売上目標の設定や、超えることを目標とした利益設定ができます。
キャッシュフローの概念を含まない単純な営業利益の目安とも考えられるでしょう。
キャッシュフロー分岐点とは
キャッシュフロー分岐点とは、は損益分岐点と異なり、資金収支が完全に釣り合う売上高です。
資金繰りを保ちつつ、事業継続を行う上で必要な売上や、企業全体の収支を考えた収支のバランスをとる値といえます。
損益分岐点をベースにキャッシュフロー分岐点の算出できますが、発生主義で計算した費用を、現金主義の計算方式に改める必要があります。
キャッシュフロー分岐点を念頭におき、経営を行うようにしましょう。
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