【2020.8更新】ファクタリングの与信で重視される項目とは?


資金の調達方法にファクタリングを利用する場合、ファクタリング会社(ファクター)に申し込みを行った後は与信・調査が実施されます。

このとき与信・調査の対象となるのは、ファクタリングを申し込んだ依頼者ではなく、主に売掛先です。

そこで、ファクタリングにおける信用調査の内容や、与信においてどのような項目を確認されるのかご説明します。

 

ファクタリングの与信で調査する方法

ファクタリング会社が行う与信・信用調査は、申し込みを行った企業に対し金銭的な信用をどのくらい供与できるか判断するために行われます。

ファクタリングで現金化されるのは売掛金ですが、ファクタリングの申し込みを行う企業としては保有する売掛債権を回収するまでのサイトを短縮させたいといった理由があるはずです。

いずれにしてもファクタリング会社は、買取った売掛金を売掛先企業から決済され回収できなければ意味がありません。

そのため未回収となるリスクを考慮するためにも、与信において売掛先企業の信用度を重視する傾向にあります。

銀行やノンバンクなどが融資を行う際の与信では、主にJICCやCICなどの信用情報期間に登記録された情報を照合します。このとき対象となるのは、借入金の申し込みを行った利用者です

しかしファクタリングで重視されるのは売掛先企業なので、主に売掛先企業の企業情報を知るためには、データベースである帝国データバンクなどに照会をかけます。その情報をもとにした与信・調査が行われますので、売掛先企業に対してファクタリング会社が連絡を行い、聞き取り調査を行うといったことはありませんので安心してください。

依頼者の信用力も高いほうがよい

ファクタリング契約には、申し込み者(ファクタリングの利用者)とファクタリング会社で取引を行う2社間ファクタリング、そして売掛先企業も交えて契約を結ぶ3社間ファクタリングがあります。

どちらも売掛先企業の信用力を重視した信用調査が行われますが、2社間の場合は依頼者がファクタリング会社に代わって売掛先企業から売掛金を回収することになるります。そのため2社間ファクタリングの与信では、依頼者の信用性もある程度重視されることになると理解しておきましょう。

また、このリスクを考慮した手数料が設定されることになるので、3社間よりも2社間ファクタリングのほうが手数料は高額に設定されます。

手数料が高くなることはデメリットではありますが、売掛先企業に通知や承諾が必要ない点はメリットです。どちらを選ぶべきかしっかり検討した上で、売掛債権の売買契約を結ぶようにしてください。

 

与信調査でファクタリング会社が確認する項目

ファクタリングでは売掛先の信用力を図るための与信・調査がメインで行われますが、その際に確認される項目として、

  • 自己資本比率
  • 利益額
  • 利益率
  • 余剰資金
  • 借入件数
  • 借入返済実績

などが挙げられます。ただ、ファクタリング会社によって与信における審査基準は重視する項目は違いがあるようです。

 

信用力が高ければ買取金額も高額に!

ファクタリング会社で行われた信用調査により、売掛先の信用力が高いとみなされ、売掛金も確実に回収できると判断されれば、持ち込んだ売掛金は買い取られることになり現金化できます。

用力が高ければ高いと判断されるほど買取金額も高くなるため、事業継続や企業経営に必要な資金を十分に調達しやすくなります。

 

信用力が高いと認められる売掛金の現金化が吉!

ファクタリングを利用する際に実施される審査は、金銭の借り入れの際に金融機関などで行われる審査とは重視される部分が異なります。

また、資金調達を目的とした買取ファクタリングの場合、売掛金が回収できなくなったときの保証を受けるわけでも保険をかけるわけでもありません。あくまでも売掛金をファクタリング会社と売買し、換金してお金を手にすることを目的に行う手法です。

そのため、お金を借りるときの審査よりもハードルが低めであることが特徴ですが、どのような売掛金でも買い取りの対象になるわけではありません。

手形割引を資金調達に利用したことがある経営者もいるでしょう。手形割引の際にも、割り引いた手形が不渡りになることを銀行や手形割引業者は恐れます。しかし手形割引の場合には、不渡りで決済できなかったときには利用者が割り引いた手形を買い戻すことが必要なので、銀行や手形割引業者は貸し倒れリスクを回避できる仕組みになっています。

一方のファクタリングは、現金化された売掛金をファクタリング会社が回収できなくても、その未回収リスクはファクタリング会社が負うことになり大きな損失を抱えることになってしまう仕組みです。

そのため特に2社間ファクタリングでは、売掛先企業だけでなくファクタリングの申し込み者についても与信で調査されると理解しておいてください。

また、持ち込んだ売掛金が買い取りの対象となったとしても、手数料を高めに設定され十分な資金調達に至らなくなる可能性もあります。確実に期日に回収が可能となる信用力の高い売掛先の売掛金をファクタリングに利用したほうが、満足できる資金調達に結びつきやすいということです。