医療機関が利用できるファクタリングで対象となる債権とは?


中小企業の頼れる資金調達の方法としてファクタリングが注目されていますが、売掛金や売掛債権を入金よりも先に資金化させる方法なので、借り入れができない方や借金をこれ以上増やしたくないという場合にぴったりです。

売掛金など売掛債権を保有していれば現金化できますが、支払いサイトが長い建設業や運送業はもちろんのこと、医療機関でも利用は可能です。

そこで、医療機関が活用するファクタリングとは何を現金化するのか、その特徴などをご説明します。

 

医療機関の医療ファクタリングとは?

医療機関の診療報酬債権をファクタリングに利用することを医療ファクタリングといいます。

社会保険診療基金や国民健康保険団体連合会に対する診療報酬をファクタリング会社に売却し、本来入金される期日よりも早期に現金化します。

医療機関、ファクタリング会社、社会保険や国民健康保険の3社間で契約を結び、取引を行います。

売掛先が公的機関であることで、ファクタリング審査ではその信用力の高さから、手数料なども低めに設定される傾向がみられます。

 

医療ファクタリングの種類

医療ファクタリングは利用する職種によって3つの種類にわかれます。

診療報酬債権ファクタリング

病院やクリニック、診療所などが保有する診療報酬債権を対象としたファクタリングです。

介護報酬債権ファクタリング

ケアハウスやデイサービスなど介護施設が保有する介護報酬債権が対象となるファクタリングです。

調剤報酬債権ファクタリング

調剤薬局が保有する調剤報酬債権が対象のファクタリングです。

 

医療ファクタリングは利用しやすい!その理由

医療機関が医療サービスを提供し、社会保険や国民健康保険から診療報酬が入金されるまで、その期間は約45日です。約2か月の期間、入金を待たなくてはいけない中で、様々な支払いが生じると資金繰りに大きな影響を及ぼします。

このような場合に有効な資金調達の方法が医療ファクタリングというわけですが、そもそも売掛先が公的機関なので倒産してしまうといった心配は無用です。また、3社間ファクタリングを利用することになりますので、売掛先に通知も行われます。

ただ、相手は公的機関なので、利用する側の経営や財務状況が悪化しているのでは?と売掛先に余計な勘ぐりを入れられるのでは…といった心配も必要ないでしょう。

 

もし資金調達の方法で迷っているなら

ファクタリングを利用する上で実施される審査で重視されるのは売掛先の信用力です。相手が公的機関であることで審査に通りやすくなり、買取手数料も低く設定される可能性が高いといえます。

債務超過や税金滞納などがあったとしても利用することが可能であるなど、もし資金調達の方法で迷っている医療機関や介護施設、調剤薬局の方なら検討してみてはいかがでしょう。