事業を営む上で資金が必要になった時、ファクタリングを資金調達の方法として活用することを検討する方もいるでしょう。
しかし、気になるのはファクタリングで資金が入金されるまでにかかる日数です。資金調達に用いることができる方法はいろいろありますが、他の方法と比較したとき、どのくらいファクタリングは資金調達の迅速性が高い手法なのでしょう。
そこで、スピーディに資金を調達したいと考える場合、ファクタリングならどのくらいの日数で資金を得ることができるのかご説明します。
資金を調達する方法ごとの入金までの日数
資金調達に用いることができる方法はいろいろありますが、それぞれの方法で資金を調達した場合、入金まで掛かる日数は次のとおりです。
- 銀行融資 1か月~1か月半程度
- 公的融資 1か月、状況によっては2~3か月
- 募集株式の発行 1~2か月
- 社債の発行 1~2か月
- 銀行ビジネスローンからの借り入れ 数日から1週間程度
- ノンバンクのビジネスローンからの借り入れ 即日から数日、状況によっては1週間程度
- 2社間ファクタリング 即日から3営業日以内、平均で2~4日程度
- 3社間ファクタリング 平均で10~20日程度
入金までの日数を重視するなら
銀行融資や公的融資は金利も安く、返済期間も長期で設定できますが、審査が厳しい上に、融資が実行されるまでの期間が長期に渡ります。
株式や社債を発行する場合も、準備期間に1か月は最低でも必要なので、その点は不利です。
短期的にスピーディさを重視させて資金を調達したいなら、ノンバンクのビジネスローンか2社間ファクタリングのいずれかということになるでしょう。
ファクタリングのほうが審査は緩い
ノンバンクのビジネスローンも、即日融資が可能になるなど資金を調達するまでの日数が短いことが特徴です。
ビジネスローンとファクタリングとの大きな違いは、ビジネスローンはお金を借りる行為であるのに対し、ファクタリングは売掛債権を売って資金化するという点です。
借り入れを行うビジネスローンの場合、審査で重視されるのは利用者の信用力です。経営状況が悪化していたり、税金を滞納している場合などは、利用できなくなる可能性が極めて高いでしょう。
一方のファクタリングは、審査で重視されるのは売掛債権の信用力です。仮に税金を滞納していたとしても、売掛先がしっかりしている企業で信用力が高いと判断されれば利用できる可能性は高くなります。
ファクタリングを上手く活用して資金繰り改善を!
資金繰りに困ることの多い中小企業にとって、ファクタリングは心強い資金調達の手法といえます。資金を調達する方法はいろいろありますが、その中でも現金を得るまでの日数が短期で、審査も緩めであることが特徴です。上手く活用して資金繰りを改善させるようにしましょう。