売上には商品と引き替えに現金を支払ってもらう現金売上、そして商品の引き渡しの後で代金を受取る掛売上があります。
この掛売上の場合には未収代金が発生しますので「売掛金」で処理することになります。
決算の際に、商品を売った代金が未収状態という場合、掛売上は今期の売上に計上するのかという問題が出てくるでしょう。
掛売上を計上するタイミング
掛売上を計上するタイミングは現金入金のタイミングではなく、商品を実際に売ったタイミングですので売上に計上する必要があります。
そのため、今期に商品を売って、翌期に入金があれば期末時点で売掛金を把握しておき、売上に計上します。
締日以降の売上計上に注意
売掛金残高が正しいかどうかを把握するためには、取引先に残高照会を行います。
請求書を取引先に発行しているなら、未入金請求残高が売掛残です。
ただし、請求書には締日があるため、締め日が月末なら未入金である請求書の金額が売掛残高になります。
10日や20日が締日の場合、月末までの売上は請求書が発行されていなくても売掛残になるため、締め日以降の売上計上を忘れないことが大切です。
売掛金と未収入金の区分

営業活動から生じる債権が売掛金です。
それに対し、固定資産や有価証券の売却や、会社の資金で購入した物件の家賃収入など、営業活動以外の特別な取引で生じた債権が未収入金です。
売掛金と未収入金は別の勘定科目で処理します。
回収できていない売掛金の処理方法
支払期日に入金されていない売掛金が存在する場合、期末までに回収ができなければ売掛金は貸借対照表に計上されたままの状態になります。
設備投資などで銀行からの融資を検討している場合、貸借対照表の見た目も気になりがちです。
仮に売掛先が倒産した場合には、今期末に損金計上できます。
売掛金を売却する方法
売掛金を売却する方法がファクタリングです。
ファクタリングは売掛金債権を譲渡する方法のため、非課税扱いであり、負債にはなりません。
融資を受けて別の借金を返済すると、自転車操業で資金繰りをさらに悪化させる恐れもありますが、翌月入金予定の売掛金をファクタリングで現金化すれば、決算に与える影響を抑えられます。
資金調達の方法として、検討することをおすすめします。


