2020年12月15日
架空債権売却詐欺事件
ピーエムジー株式会社 本社営業部の深井でございます。
いつもピーエムジーブログを拝読いただき誠にありがとうございます。
今回私のブログではファクタリングを悪用した詐欺事件のお話をさせていただきます。
今月3日に逮捕されたイベント企画会社 I社は複数の有名企業の売掛債権を有しているように見せかけて
ファクタリング 会社へ架空債権の売却を繰り返し十数億円を搾取していたというものです。
この会社は、ファクタリング会社に相談した際、実在する有名企業の請求書などを偽造することで、
実際に取引があるように見せかけていたとのことです。
また、債権の請求先(売掛先)の担当者になりすまし、ファクタリング会社とメールのやり取りまでしていたと知り驚きました。
ファクタリング会社に架空債権を売却し続け
それを返済に充てるという、自転車操業になっていたが資金繰りに窮し不正が発覚。
架空債権売却による詐欺事件として逮捕されました。
なぜ今回このようなブログを書かせていただいたのかといいますと、
昨年末に私も同様の手口で騙され会社に大きな損失を出してしまった事があったからです。
今回この事件を知ったのは、弊社の代表宛に複数のメディアの取材や問い合わせが入り知りました。
それを代表から聞いて本当に許せない気持ちと、今後このような事件を起こしてほしくないという思いから
今回この様なブログを書かせていただいております。
昨年の12月に発覚した、『イースター・FEP循環取引詐欺事件』についても少しご紹介させていただこうと思います。
イースター FEP その他関係者はグループ内でお金を回し、振り込み依頼人名を変えて
大手家電量販店からの入金があると見せかけていました。
大手家電量販店と交わした決算書、契約書や発注書、その他すべてを偽造し、
銀行、リース会社、ファクタリング会社から多額の金銭を騙しとりました。
昨年の12月の弊社への集金代行日にイースター 松島と連絡がつかなくなり、
イースター及びFEPの売掛け債権の請求先の大手家電量販店に連絡をしたところ、
『そんな会社と付き合いはない。一度も取引したことはない。』と言われ、
大手家電量販店との付き合いそのものが架空であったことが発覚しました。
現在弊社は警視庁に被害を相談しております。
1日も早くイースターの代表である松島及びFEPの代表である木下、その他関係者が逮捕され、
法で裁かれることを待ち望んでおります。
昨今コロナ禍の影響により、資金繰りが悪化してしまった中小企業を中心にファクタリングの需要は大変増えております。
ファクタリングは基本的に担保、保証人が不要で銀行からの借入等が困難な企業様や融資までのつなぎ、
また、急場を要する際にご利用頂くことの多いサービスです。
銀行の融資とは異なり売掛債権を売却することで最短即日で資金化が可能なことから、
ファクタリングを導入する企業様が増えていると考えております。
それに比例する様にファクタリング会社が被害者となる架空債権を使った詐欺事件が増えているのも事実です。
2社間ファクタリングではファクタリング会社とお客様との2社間で契約するので非常にリスクが高くなっております。
弊社だけでなく、同業他社も同じようなケースで詐欺被害にあっていると噂を聞いたことがあります。
資金繰りに窮して、一度このような詐欺行為に手を染めてしまうと自転車操業になり抜け出せなくなり、末路は見えております。
いくら困っていても、詐欺行為はしてはいけませんね。
泥沼から抜け出せなくなるばかりか刑事罰として処せられることになります。
弊社はその様な行為をはたらく者を絶対に許しません。