2020年12月18日
「漁師とコンサルタント」で考えるあなたにとっての幸せとは?
今年も残りわずかとなり、何かとご多用の今日この頃、
寒さが深まりつつも新しい年に希望を馳せていらっしゃることと存じます。
私はこんな時期だからこそ、ふと自分が来た道、進む道を考えてみたりもします。
こんな話を思い出しました。
とても魚釣りが好きな漁師がいました。
漁師は好きな時間に起きて、釣りをして、子供や友達と遊んで楽しく過ごしていました。
ある日、金持ちの男がその漁師のそばにやってきて言いました。
男:「やあ、すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの?」
漁師:「そんなに長い時間じゃないよ」
男:「へぇ、君は魚釣りが得意なようだね。せっかくならもっと働いてみたらどうだい?」
漁師:「自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だよ」
男:「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの?」
漁師:「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシエスタして。 夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」
男:「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイスしよう。いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。部下を雇ってもっと売り上げがでたらボートも買おう。そうしたら仲介人に魚を売るのはやめて自前の水産品加工工場を建てて、ビジネスを大きくする。その頃には村を出てロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ。そうすれば老後もお金ができるよ」
漁師:「なるほど、そうなるまでにどれくらいかかるのかね?」
男:「20年、いやおそらく25年でそこまでいくね」
漁師:「へぇ、それからどうなるの?」
男:「そしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、日が高くなるまでゆっくり寝て、 日中は釣りをしたり、子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって過ごすんだ。 どうだい?すばらしいだろう」
漁師はため息をつき、やれやれ、という顔で一言を付け加えた。
「・・・・そんな生活なら、もう手に入れているじゃないか。」
あなたにとっての仕事とは、人生とは何でしょうか、
私はこれを読み、幸せというのは追いかけているようで実はもう目の前にある。
ただ気づいていないだけなのではないか、
幸せとは気づくことと感じました。
その上で発展させていくのかどうか、そう考えました。
皆さまのお仕事を発展させていくことも目の前の幸せを守ることもどちらも大切にし、
お手伝いしていく所存でございます。
どうぞこれからもよろしくお願い致します。
第一営業部 石井