中小企業の倒産を防ぐには?すぐにできる対応方法を簡単に紹介

新型コロナウイルス感染症は、多くの中小企業を倒産に追い込むほどの勢いで拡大しました。

そして東京商工リサーチが2021年4月中旬に実施した調査によると、3社に1社が過剰債務状態にあるとされており、倒産している中小企業の数は増え続けています。

今後もさらに倒産する中小企業は多くなっていくといえるでしょう。そのため、どうすれば倒産せずに経営を続けることができるかを知っておく必要があります。

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新型コロナの中小企業への影響

米国や中国の経済が復調し、製造業などを中心として景況も上向きになりつつあるようですが、日本ではコロナ禍による傷が深く残った状態です。

中小企業がコロナ禍を乗り切るための策として、以下を行った企業も少なくありません。

  • 実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)
  • 新型コロナウイルス感染症特例リスケジュール
  • 社会保険料の支払い猶予
  • 税金の納税猶予

中小企業の資金繰りを緩和させたといえますが、借入れに対する依存で債務が膨らんでしまい、バランスシートを肥大化させることとなりました。

債務が過剰に膨らむ中、感染拡大により経済活動が制限されることとなり、売上は上がらない状況が続いています。

コロナ禍が落ち着いた現在でも、新型コロナウイルスによる影響は大きく、経営に苦しんでいる方は少なくないといえます。

中小企業が倒産を回避する方法

中小企業が経営を続け、倒産を回避するためには資金繰りの改善が必要です。

倒産の原因は数多くありますが、多くは資金不足が原因といえます。

経営状況を見直し、は経費を削減するために必要なアクションを検討しましょう。

また、ビジネスモデルに原因がある場合は、事業内容の変更を検討する必要があります。

ただし事業内容を変更するのは容易ではありません。

ある程度の資金が必要になるものの、銀行融資等を利用した後に資金繰りに失敗すると、負債がさらに増える恐れもあります。

事業内容の変更は慎重に行い、利益を得られるビジネスモデルと確証した上で挑戦することが望ましいでしょう。

事業計画書の作成が必要

短期・中期・長期と期間をわけて事業計画書を作成しましょう

長期的に経営を改善するためには、短期的な目標を設定することが欠かせません。

その上で追加で融資を受ければ、一時的に経営を安定させることができます。

あくまでも経営を継続するために融資ではなく、利益を生み出すための投資として融資を利用してください。

まとめ

中小企業の倒産は増え続けている一方で、回避する方法も数多く存在します。

コロナ禍による影響を受けた中小企業も、厳しい景気の中で諦めることなく経営を続けています。

大切なのは資金繰り改善であり、過剰債務にならないようにバランスシートを調整することを検討しましょう。

 

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