中小企業が海外輸出入を検討する場合の取引相手の探し方

もし中小企業が輸出取引を行おうとしたら、どこか輸出先を探すことになります。しかし、海外で取引する相手先をどうやって探せばよいのか迷うこともあるでしょう。

ただ、現在のビジネスを拡大させることを狙うなら、海外に視野を広げることは大切なことになります。そこで、海外の取引先の探し方についてご説明します。

 

自社の商品や製品は海外でも通用するか

日本以外で自社の製品や商品が通用するかどうかは、対象となる国の習慣や市場、流行、競合、法律、気候など様々な要因から判断していくことが必要です。

中でも日本製品に対する評価が高い地域なら、価格は多少高めでも品質のよさを魅力に感じ、取引したいと思うはずです。日本製品の受け入れ地盤ができているエリアを中心に取引先を探すようにしましょう。

 

【無料ダウンロード】
9つの資金調達方法を紹介

9つの資金調達方法のメリットデメリットから申請方法、さらに審査落ちした時の対処法までをまとめた経営者必見のガイドブックです。

いますぐダウンロード

海外での取引相手を探す方法

自社の商品や海外でも通用するはず!ただ、海外のどの企業と取引を行えばよいのだろうか…と悩んだときには、次のようなことを実行してみてください。

  • 銀行に紹介してもらう
  • 国内の国際見本市に出店してみる
  • インターネットで海外情報を入手して探す
  • 中小企業庁の支援事業である「JAPANブランド育成支援事業」を利用する

なお、海外も取引先に含めたい場合は、積極的に相手探しを行うことが成功の秘訣です。

たとえば貿易促進機関、大使館や領事館などの在外公館の商務部、商工会議所などには、輸出入の取引を希望している企業名や、取扱商品、連絡先などが掲載されている企業の名簿や案内が並んでいるはずです。さらにメルマガやニュースレターなどで情報を配信している場合もありますし、日本貿易振興機構(JETRO)などでも調べることはできるでしょう。

 

日本貿易振興機構(JETRO)とは

日本貿易振興機構(JETRO)は、日本の貿易を拡大することを目的としている機関ですので、日本の商品を世界へ幅広く輸出する支援をいろいろと行っています。誰でも無料で利用することができるので、海外との取引を行うことを検討しているのなら、一度相談してみるとよいでしょう。

また、日本貿易振興機構(JETRO)の公式サイト内にある国・地域別の情報では、商品を輸出することを検討している相手国の事情や規制、国民の生活スタイルなどの情報を閲覧することができます。

海外に支店が複数あることで、現場の情報をキャッチし、定期的にレポートとして発信されているのでチェックしない手はありません。

国際見本市や商談会などでは、単なる宣伝の場としてではなく、実際に商談を行うことが可能です。そのため、決定権を持ち、条件の交渉ができる方が参加するようにしましょう。見本市がいつ開催されるかなどについては、同じく日本貿易振興機構(JETRO)公式サイト内にある世界の見本市・展示会情報で入手することができます。