事業承継の準備と実行のタイミングはいつがベスト?


会社経営者がやるべきことは数多くありますが、中でも事業承継についてはタイミングを間違わないように事前準備することが必要です。

経営者の最後の大仕事ともいえる事業承継ですが、誰を後継者とするのか、いつどのタイミングで引き継げばよいのか迷うこともめずらしくありません。

そしていざ事業承継のタイミングになったとき、何の準備もできていなければスムーズな引き継ぎができず、会社経営にも悪影響を及ぼしますので注意しましょう。

 

事業承継の種類

事業承継といってもいくつか種類があり、経営者の子や配偶者など親族を後継者とするケースもあれば、会社役員従業員に引き継いでもらうこともあります。

また親族や社内に後継者候補となる人材が見つからないときや、株式の承継や債務保証などができないとき、育成などが進まないときにはM&Aという選択をする経営者も増えています。

いずれの事業承継についても、重要となるのはそのタイミングです。

 

事業承継のベストなタイミングとは

経営者は後継者に事業を引き継いでもらうにあたり、より一層大きな会社を目指してもらうことを希望することでしょう。

事業拡大や業績向上、従業員の雇用を守ることなど望むことはいろいろです。

そのために重要なのは事業承継のタイミングですが、親族内の後継者に引き継ぐのなら後継者教育が欠かせません。

役員や従業員などを後継者とする場合には、仕事のノウハウや現場の知識などはあっても、そもそも経営者としての資質や能力があるのか見極める時間が必要です。

M&Aにおいても、タイミングを間違えば事業を引き継ぐことに手をあげてくれる会社は出てこなくなってしまいます。

 

経営者が退くことが多い年齢

たとえば経営者が子に事業を引き継がせたいと考えるときや、社内の従業員を後継者とするとき、経営者の年齢は50歳を超えてから事業承継が行われることが多いようです。

それは、次の世代に引き継ぐことで新しい風を会社に吹かせ、時代の流れに合った事業展開を図ろうとするからでしょう。

事業承継の目的をタイミングとするケースもあれば、経営者の体調が良好でなく経営に関わることが難しくなったからという場合もあります。

しかし中小企業の経営者は高齢化が進んでおり、事業承継の準備を先送りにしてしまっているケースが多いといえます。

 

事業承継準備のタイミング

事業承継の時期を決めたらすぐ実行できるわけではなく、そのタイミングに向けた準備が必要です。

後継者教育など含めると、早くても5年、できれば10年かけるなど年単位での準備を行うことが必要です。

若い世代の有能な子息や従業員などにバトンタッチするタイミングを早めれば、積極的な経営につながると考えられるため、いつ事業承継するか決めた上で準備を開始する時期を逆算で見極めるようにしましょう。