企業内の資産とキャッシュフローについてしっかりと見直しをしているでしょうか?
企業内部に保有している資産というのは本当に生きている資産なのか、それとも企業内部で停滞している資産になっているのかしっかりと理解しておかなければいけません。
企業経営上資産についてしっかりと目を向けるのはとても重要な事です。
企業経営の基本の資産とキャッシュフローについて理解を深めておきましょう。
資産の見直し
資金が底をついている。資金が不足し十分事業展開ができないという局面は大小を問わず、すべての企業で経験しうるものでしょう。
企業経営において、資金管理を行うのは当たり前のことですが、資産の管理や資産の状態というのはついつい目を向けるのを忘れがちになり、資産の現金化などの手段を講じて資金を増やす必要があるのかどうか、頻繁に見直しを行う企業というのはあまり多くはないと思います。
資金という概念と資産という概念はお互いに似ているようで異なるものであり、資産があるのに資金が不足しているという企業は数多くあります。
このため、資金の管理と同様に、定期的に資産の状態を把握し、現金以外の保有している資産全てに目を向けて企業の状態を活性化するように考える事が重要でしょう。
資産は本当に生かされているのか
資産の見直しを行うときに一番注目してもらいたいのが、資産が本当に生きているのかという観点です。
資産を保有するときにはまず、その資産が企業にとって本当にプラスに働いているのかどうかを評価する事が求められます。
資産を保有しているだけで、決して利益を生み出していないと判断できる場合には資産を現金にかえて停滞している資金の流れを活性化すると役立ちます。
資産が生かされていないと判断できるときには資産を生かす事ができるように資産管理を行いましょう。
キャッシュフローの改善
キャッシュフローを改善するには土地・建物・動産などの様々な財産のうち、企業にとって不要と判断できるものを現金に変え、保有資産を流動できる資金に帰る事が重要です。
キャッシュフローが改善する事で資金は利益を生み出す材料になり、資金が不足していても十分な財産を築く下地になります。
資金というのは流動しなければ利益を生み出す事ができず、事業の規模の拡大に寄与することもありませんし、企業経営の安定化のための土台にすることもできません。
利益が拡大しているタイミングで流動資金を設備投資に回し利益の拡大をすると停滞していた資産を生きる資産に帰ることもできます。
しっかりと活用するように心がけておきましょう。