売掛金とはそもそも何?なぜ発生するのかわかりやすく解説!


会計処理の中に売掛金がたびたび発生することがあります。処理の方法として使用する勘定科目だから記載しているけれど、実際にはどのような性質を持っているのか説明できないという方も少なくないかもしれません。

そこで、売掛金とはそもそも何なのか、なぜ発生するのかなど、わかりやすく説明していきます。

 

売掛金をわかりやすく説明した場合

売掛金とは、商取引において発生する未回収のお金のうち、1年以内に回収することが見込まれるものです。

商取引において、商品やサービスを販売・提供し、その代金はその場で受け取らず、1か月分まとめて請求という場合、回収できていない代金が発生します。

この代金を受け取るためには、取引先に支払いを求める請求書を渡すことになりますが、この請求できる権利こそが売掛金であり、売掛債権という資産の1つとなります。

売掛金は掛け取引で発生する

売掛金は掛け取引という取引形態により発生するものなので、後日、決済が予定される日には支払われる予定のお金です。

ただし、商品やサービスを販売・提供したときにすぐその代金を受け取るわけではないため、後日、取引先の業績が悪化することによってその代金が回収できなくなるリスクも抱えます。

 

売掛金にも時効がある!

実は売掛金にも時効というものが存在していますが、以前まで、その期間は売掛金の種類によって異なっていました。

これまでの売掛金の時効

たとえば旅館や飲食店などで発生する宿泊料や飲食料は1年、卸売や小売による商品の代価などは2年、医療診療や調剤などの代金や工事の設計や施工などの代金は3年だったのです。

しかし、このような短期の消滅時効の規定は、職業によって時効期間を定める合理性が認められないことや、複雑でわかりにくいといった批判や問題が多かったため、2017年に民法が改正されたタイミングで廃止されています。

現在の売掛金の時効

現在は、時効期間は統一され、債権者が権利を行使できると知ってから5年、行使をできるときから10年のいずれのうち、早い方を適用させることにかわりました。

売掛金の消滅時効期間は、業種に関わらず、原則、5年であると理解しておくとよいでしょう。

 

売掛金は適切な管理が求められる

売掛金は取引先の業績が悪化することなどで回収できなくなる可能性がありますし、長く入金されていないまま放置していると不良債権に変わる可能性があります。しっかりと毎月適切な管理を行い、未回収の売掛金がある場合には催促するといった手続きも必要です。

取引先ごとに売掛金管理台帳を作成した上で、回収に関しての取り決めが守られているか確認するようにしましょう。もし入金までに遅れが生じている場合には、与信枠などの見直しも必要と考えておくべきです。

取引先が破綻することで、連鎖的に自社にも影響が及ぶことが考えられます。連鎖倒産という最悪の事態に陥らないためにも、売掛金は適切に管理することを心掛けてください。