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2024年02月23日

2024年 金利が上昇するとどうなる?

平素よりピーエムジーオフィシャルブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

ピーエムジー株式会社の野尻です。

 

今回は2024年に中小企業が取り巻く環境について書かせていただきます。

 

2024年は金利の上昇や、一部業種の設備投資に抑制傾向が出ていることから、倒産件数は緩やかに増加していく見通しです。その中でも、ピーエムジーのメインのお客様である建設、製造、運送業で最も倒産件数が増加すると見込まれているのが運送業界です。

人手不足や2024年問題などあらゆる課題が重なった結果2割超が倒産リスクが高いという見通しです。資金的需要も出てくるかと思いますが人手不足や高齢化などヒトに関する相談件数も増加しています。

 

また、1999年にゼロ金利政策が導入され低金利の時代が20年以上続いたが今年の終盤に日本銀行は、変動幅の1%を厳格な上限からをめどに変更しました。

この変更は金利の引き上げを許容したことになります。金利には支払う金利と貰える金利の2種類あり、特に中小企業は借入金比率が、大手企業の約2倍あることから、支払う金利が重くのしかかることになります。

 

今年から本格的にコロナ融資の返済も開始して中小企業への負担はますます増えるばかりです。また、賃金の上昇でコストだけが増えていき十分な価格転嫁が出来ていなくて業績が悪化している企業も多く存在しています。その他、少子高齢化やデジタル・脱炭素化といった様々な課題が、混在している中脱落してしまう企業も多くないことと思います。資金繰り支援だけではなく、経営再建や廃業支援などの別の道での支援方法が今後要となっていくと思います。

 

さらに、国内の人手不足はますます深刻化しています。特に、建設関係各種と自動車運転職種は2024年問題も相まって上昇傾向にあります。また、コロナ禍で一気に減少した外国人労働者も回復はしているものの、賃金格差や実習制度の見直しなどが増加の持続性は不透明です。人手が減少している中、賃金動向が大きな焦点となっています。賃上げを行うにあたっては、十分な収益を生み出す必要があります。

収益を十分に生み出すために自社の強みを深堀りし、海外市場や他分野への横展開をしていく必要があります。成長戦略を立てて経営をしていくことが重要です。

 

弊社では資金だけではなくグループ会社であるピーエムジーパートナーズでも幅広い経営の支援を行っています。ぜひ、お気軽に今抱えているお悩みをご相談いただければ幸いでございます。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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