一人社長が抱えやすい悩みとは?資金繰りのコツを解説!

一人社長として会社を経営している場合、経営が円滑に進まないことも多く、一人社長特有の悩みを抱えてしまうケースも多いです。相談できずに悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

今回は一人社長が抱えやすい悩みについて紹介します。

一人社長の悩み1.営業や事務作業などに手が回らない

一人社長は基本的に業務のすべてを自分一人で行わなければいけません。会社を立ち上げたばかりの頃は、業務量が少なく一人で対応できていた場合でも、規模が大きくなるにつれて手が回らなくなってしまう可能性があります。

十分な営業活動を行えずに新規の取引先を確保できなかったり、事務作業に手が回らずに支払いが遅れてしまったりといった結果に繋がるケースもあります。会社としての信頼がなくなってしまうと、今までと同じように仕事を受けることができず、経営が悪化するかもしれません。

必要に応じて外部に依頼して仕事を任せるといった対応を行うようにしましょう。

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一人社長の悩み2.税務関係の難易度が高い

一人社長になると税関係の申請を自分で行わなければいけません。税関係の手続は複雑な上、時間もかかります。万が一、申請内容に不備があると、脱税と思われてしまう可能性もあります。

業務量が多く、精神的な負担も大きいのが税務関係の仕事の特徴です。税関係の手続は内容が複雑なため、理解しづらい点も悩みの1つでしょう。

一人社長の悩み3.社会保険料の負担が大きい

一人社長であっても会社である以上、健康保険や厚生年金に加入しなければいけません。

健康保険は協会けんぽに加入するケースがほとんどです。協会けんぽは保険料の負担が少ないように思えますが、個人の保険料に加えて会社の分も負担をしなければいけません。国民健康保険と比べると、保険料は高くなってしまいます。

厚生年金は収入によって金額が異なるため、必ずしも負担が大きくなるとは限りません。しかし、国民健康保険の保険料は約16,000円であるため、ほとんどの場合では厚生年金のほうが高くなります。

厚生年金については将来的に受け取れる年金額に上乗せされるため、長期的に見ると負担増になるとはいえません。しかし、一時的には負担が大きくなってしまうため、その年の収入次第では資金繰りが悪化する要因となる可能性もあります。

一人社長の悩み4.資金繰りが困難

一人社長は資金繰りに関する悩みを抱えやすいです。主な理由は以下の2つです。

  1. 利益と手元の資金に差が生まれてしまう
  2. 個人の預貯金を使えば手軽に資金調達ができてしまう

利益と手元の資金に差が生まれてしまう

一人社長は複式簿記という方式で会計処理を行います。この方式では発生主義の原則に従って、取引が発生したタイミングで収入や支出の計上を行います。

しかし、実際に手元にお金が振り込まれるのは、収入を計上してからある程度の時間が経過した後です。数ヶ月後になる場合もあり、利益と手元の資金にズレが生まれる要因となります。

このズレが資金繰りを悪化させることにつながり、一人社長の悩みの種になりやすいです。

個人の預貯金を使えば手軽に資金調達ができてしまう

一人社長は資金繰りに困った際に、個人口座にある預貯金を使用すれば手軽に資金調達が可能です。しかし、簡単に資金調達ができるからこそ「本当に預貯金を使って問題ないのか」といった悩みを抱えやすいです。

一人社長がプライベートのお金を会社のために使用していると、金融機関からの借入が難しくなる傾向にあります。個人の預貯金を会社に使ってしまうと、自己資本比率が下がるため、経営不振を疑われやすいのが理由です。

一方で、資金繰りが厳しい状態をすぐに改善したいと考えている方は多いでしょう。プライベートの資金の使い道も一人社長ならではの悩みといえます。

一人社長の資金繰りを改善させる方法とは?

一人社長の資金繰りを改善させるには、まず資金繰り表の作成を行いましょう。資金繰り表には以下の項目を順番に記載します。

  • 収入項目:現金売上・売掛金回収・手形入金・雑収入
  • 支出項目:人件費・支払利息・買掛金支払・固定資産購入支出

これらの情報を集計したら、経費や売掛金回収などの見直しを行います。不必要な経費を削減したり、できるだけ早い段階で売掛金回収を行ったりすることで資金ショートを防げるでしょう。

売掛金の回収を早く行うためには、取引先と交渉することも重要です。買掛金がある場合は、支払い期間を長くしてもらうことで資金繰りの改善につながります。売掛金の回収は早く、買掛金の支払いは遅くなるように交渉しましょう。

交渉しても売掛金の回収を早められない場合は、ファクタリングを活用して売掛金の早期回収を行うのがおすすめです。ファクタリングを利用すれば、入金期日よりも早く売掛金の回収ができます。

資金繰りで悩んでいる方は、ファクタリングの利用も検討してみてください。

まとめ

一人社長には様々な悩みがあります。特に資金繰りに関する悩みを抱えている方は多いでしょう。会社を倒産するべきか考えている方もいるかもしれません。

しかし、資金繰りは様々な方法で解決できます。まずは自社の経営状態の見直しを行い、どうすれば資金繰りを改善できるのか考えましょう。

ファクタリングも資金繰り改善の方法としてはおすすめです。ファクタリングの利用を検討している方は、ぜひPMGにご相談ください。初めての方でも親切に対応しています。お気軽にお声がけください。