ファクタリングの現状とは?法規制や今後の拡大傾向を簡単に解説

ファクタリングは、保有する売掛債権を現金化する金融サービスです。

売掛金を前倒しで回収する仕組みといえますが、資金調達の手法として中小企業などの間では浸透しつつあります。

そこで、ファクタリングの現状や、法規制や今後の拡大傾向を簡単に解説します。

ファクタリングに関する法規制の現状

街並み ビル 人 シルエット

ファクタリングは、法律上、売掛債権の売買の扱いです。

金銭の貸借や出資などではないため、貸金業法・利息制限法・出資法などの法律の規制の対象ではありません。

法規制が不十分な業界のため、ファクタリングで支払う売買手数料は、ファクタリング会社独自で設定されます。

この現状を悪用し、売買手数料の名目で費用を請求するものの、取引の実態は貸金であるヤミ金融業者も横行しています。

将来的には、法規制などが整備される可能性はあると考えられるでしょう。

国の売掛債権活用に対する動き

銀行融資は、相手が銀行のため、安全で信用力も高まるイメージが強いです。

その一方、ファクタリングへの利用に不安を抱く企業も少なくありません。

しかし、経済産業省中小企業庁では売掛債権を資金の調達方法として活用することを推奨しています。

中小企業は売掛債権を多く保有しているので、その権利を上手く資金を調達する方法に活用することにより、資金繰りが改善されると考えられるからです。

国土交通省なども、建築業や土木業において下請け業者が資金不足に陥りやすい状況について、改善させる方法に売掛債権を活用すべきと推奨しています。

ファクタリング市場の将来的展望

ファクタリングで、資金操りの悪化を取引先に知られたくない場合、2社間ファクタリングなら安心です。

現在、中小企業が資金調達に活用するファクタリングのほとんどが2社間ファクタリングのため、今後もより利用が増える都予想されます。

日本におけるファクタリングは、資金調達の方法としてまだ主流とはいえません。

しかし、欧米では一般的な取引として行われているため、一般的な資金調達の手法として浸透すると考えられます。

2026年1月に施行された「改正下請法(中小受託取引適正化法)」│公正取引委員会で手形払いは原則禁止されたため、今後は国を挙げた売掛債権活用の推進と法整備が加速する見込みです。