ビジネスローンは、通常の銀行融資よりも審査のハードルは低いものの、誰でも借入れできるわけではありません。
審査の基準は一般的に公開されていないものの、重視される項目や通らない理由、落ちた場合の対処法を紹介します。
中小企業経営者向け!

ビジネスローンの審査で重視される項目
審査で重視される項目のうち、直近の決算の内容に問題があると審査も不利になると考えられるでしょう。
ビジネスローンで審査が通らないのは、返済能力がないとみなされたからといえます。
会社の収益性は融資を行う上で重視されるポイントでもあります。
一般的には、3期連続営業赤字が出ている会社の場合、本業で収益をあげることは困難な企業だとみなされますので、審査が通らない可能性が高くなるでしょう。
金融機関の融資審査に通らない理由
ビジネスローンに限らず、金融機関に融資を申し込んだのに、審査に通らないケースとは、申し込みを行った個人や法人に次のような問題があると考えられます。
申し込み者個人が原因で審査が通らない理由
- 過去に金融事故歴がある場合
- 申し込み内容に虚偽の報告がある場合
- 複数社に連続して借入れの申し込みを行っている場合
法人が原因で審査が通らない理由
- 会社としての借入額が過大と判断される場合
- 債務超過の度合いがあまりにも大きい場合
- 赤字決算が続いている場合
- 営業利益で借入金の利息をまかなえる状況にないと判断できる場合
ビジネスローンに落ちた場合の対処法
ビジネスローンの審査に落ちた場合は、以下の方法を検討しましょう。
- 他社に申し込む
- ファクタリングを利用する
それぞれ解説します。
他社に申し込む
ビジネスローンの審査基準は会社ごとに異なるため、他社にも申し込んでみましょう。
ただし6か月以内に3社以上のビジネスローンを申し込んだ場合、申し込みブラック扱いになるため、期間を開けて申し込むことが必要です。
ファクタリングを利用する
売掛債権を売却し、売掛金を早期現金化する金融サービスがファクタリングです。
借入れではないため、審査では売掛先の信用力が重視されます。
ビジネスローンの審査に通らなかった場合でも、信用力の高い売掛金があれば現金化できる可能性は十分あります。
また、バランスシートが悪化することもなく、経営状況がある程度改善した後の融資審査でも不利に扱われにくいといえます。
まとめ
ビジネスローンの審査に落ちた場合は、他社に申し込めば審査に通る場合もあります。
ファクタリングなら、ビジネスローンの審査に通らなかった場合でも、信用力の高い売掛金があれば現金化できます。
返済義務もないため、ビジネスローンの審査が通らないと悩む前に、ファクタリングでの資金調達を検討してみましょう。
中小企業経営者向け!

