請求書が月末締め翌月末払いが一般的?メリットのある支払いサイトの設定を

取引先との商取引において、請求書の支払い期限は月末締め翌月末払いであることが多いといえます。

しかし中には、翌月ではなく翌々月末払いになっていることもあり、請求してもなかなか手元にお金が入らないといったこともあるでしょう。

取引先に対する請求書で重要なのは支払い期日であり、売上代金を受け取ることを目的にしているため、翌々月末払いよりは翌月末払いにしたほうが資金繰りはスムーズになります。

 

月末で締めて翌月末払いで代金を受け取るということは?

取引先との間で発生した売上に対する請求書が、月末締め翌月末払いになっている場合には、当月1日から末日までの取引分来月末に支払ってもらうことを意味します。

月末締め翌月末払いでの取引先の支払いサイトは30日といえますが、このとき請求書の到着日は関係ありません。

取引先が請求書を受領した日が翌月の3日や5日だとしても、当月末で締めた分の請求書に記載されている支払いは翌月末に行ってもらうことが必要です。

 

請求書の支払い期日はどのように決めればよい?

商品を販売する側としては、売上代金はできるだけ早く受け取ったほうが資金繰りは悪化しにくくなります。そのため売上に対して発生する売掛金の支払い期日を取引先と決めるときには、できるだけ早めのサイトで払ってもらえないか交渉してみましょう。

ただし取引先にも都合や事情があるため、あまりに短期での支払いサイトでは納得してもらえない可能性があります。

もし契約段階で支払いサイトを長期で設定してしまっており、取引先から売掛金が入金されるまで資金不足に陥りそうな場合には、ファクタリングなどで資金調達することを検討してみてください。

ファクタリングとは?

ファクタリングは、取引先との商取引により発生した未回収の売掛金をファクタリング会社に売却し、支払い期日よりも前に現金化させて資金調達するサービスのことです。

近年では中小企業の資金調達方法として活用されることが多くなり、お金を借りず手元の資金を増やせる方法として注目されています。

 

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まとめ

未回収の売上代金である売掛金は、請求書に記載された支払い期日に基づき回収することになります。

請求書を取引先に発送しておけば、当初取り決めた期日を守り、たとえば月末締め翌月末払いの原則に従い支払われるものと安易に考えないことも必要です。

売掛金管理を適切に行い、もし遅れが生じれば直ちに請求することが大切といえます。

また、新規で契約する取引先との支払い期日設定の際には、できるだけ自社にメリットがあるサイトで支払ってもらえないか交渉してみましょう。

もし支払いサイトが長めに設定された場合でも、ファクタリングを使えば前倒しで現金化できますので、資金繰り改善や資金不足の補填に活用してみてください。