【ご利用事例】組織づくりコンサルティングを導入されたお客さま
運送業
平素より弊社のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
ピーエムジー株式会社の経営企画室組織開発部の田中です。
今回は、軽貨物運送会社へ組織づくりコンサルティングを行った事例を紹介させていただきます。
既にみなさん周知の事実ですが、燃料費高騰、ドライバー不足など運送業を取り巻く環境は非常に困難です。
そんな中、何かを変えたい、自分たちに何かできることはないかと組織の基盤づくりに着手されました。
以前の組織風土はというと典型的な代表のワンマン組織であり、会議で発言するのも代表ひとり、採用面接も代表ひとり、新規営業も代表ひとり、
何から何まで代表が行うという状況でした。
これでは、代表のキャパ以上に会社は大きくなりません。
「代表ワンマン組織からの脱却。」が大きなテーマでした。
まず着手したのは、代表の思いや考えを言語化することです。
いわゆる理念の作成です。
理念というのは、向かうべき場所、「目的」です。目的の「的」は「的(まと)」ですから、向かうべき場所というのはしっくりくるのではないでしょうか?
ダーツも「的」がないとどこへ矢を放てばいいかわからず困ってしまいますよね。
理念がないと従業員がどこへ向かっていいかわからなくなり困ってしまうということです。
理念を作成することで、会社と従業員が同じ方向を向くことができる。
そう理解した社長はすぐに理念を作成しました。
理念は、社長の思いの表れですから、社長ひとりで決めるものです。
ただ、これではワンマン組織からの脱却がかないません。
そこで、次に取り組んだのが、理念をもとにした行動指針を幹部全員で作成するということでした。
みんなで出し合った案を5つに絞り、明文化しました。
どういう順番がいいかもみんなで議論しました。
今までほとんど発言しなかった人からの発言も見られ、いいアイデアを出していました。
この過程が社長はうれしかったようです。
その後の会議では、社長以外の発言が半分を占めるようになったとのことです。
まだ道半ばの改革ですが、効果はすでに出てきています。
少しでも動けば何かが変わります。動かなければ何も変わりません。
少しの変革からでも一緒に始めてみませんか?
専門のコンサルタントが対応させていただきます。
2023.04.07