2024年01月05日
2024年の中小企業を取り巻く行方とは
2024年1月1日に発生した令和6年度能登半島地震にて被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。
平素よりピーエムジーブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
本社営業マーケティング課前田です。
新年あけましておめでとうございます。
昨年中は大変お世話になりました。
弊社社員一同心より御礼申し上げます。
昨年末に本年の経済動向についての見通し予測を行い、私の知見ではございますがこちらにて共有させていただきます。
いよいよ2024年問題が建設、運送業界へ迫ってきています。
時間外労働の上限は原則として月45時間・年360時間となり、臨時的な特別の事情がなければ上限を超えることはできなくなりました。
今までこの上限規制が免除されていましたがいよいよ4月より規制が実施されます。
違法した場合刑罰の対象ともなりえることをご存知でしょうか。
6か月以下の懲役、または30万円以下の罰金の罰則が適用されます。
沢山の人員を抱える大手企業ならまだしも、物価の高騰や人手不足問題が顕在している中で中小企業にまで対策が浸透するのは時間を要するのではないでしょうか。
建設業では職人の高齢化が進み、若者の就労者も減っている為人手不足は年々深刻化しています。
賃金を上げなければ新たな人手を確保するのは難しい状況下となってきていますが、上げたくても上げられないというのが現状ではないでしょうか。
運送業界でも同様、長距離トラックドライバーを中心に人手不足が加速、2024年には14%、2030年には約30%の荷物が運べなくなるといわれています。
大手を軸に運賃の交渉は進んでおり、競合同士の提携も進んでいるようです。
今後は中小企業も競合と手を組んでいくことを視野に入れる時代がきているのではないかと、私は思います。
物価高、人手不足、24年問題、借入環境、採算性、固定負債負担など中小企業に襲い掛かる問題は多様化しています。
企業を末永く継続させていくにも、問題は取り除き改善していくことが求められます。
私は経営者ではないですが、最適な方法を共に考え実行してくれるパートナーが必要不可欠な時代へとも突入しているのではないでしょうか。
まだまだ業界に対して好ましくない印象を抱いている方もいらっしゃるかと思いますが、小さなことでも一度弊社含め専門家へ相談してみるのも良いのではないでしょうか。
弊社社員一同、本年もより一層中小企業の経営者の皆様と二人三脚で歩み尽力していく所存でございます。
皆様のご多幸をお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。
本社営業マーケティング課
前田 福香