大阪でもファクタリングは可能?資金調達におけるメリット・デメリット

大阪府は、人口800万人を超える西日本の中心とみいえる都市ですが、水の都といわれる都市景観と百舌鳥・古市古墳群など歴史・文化資源も豊富であることが特徴です。

そして多彩な食文化やユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどのアミューズメント施設など観光資源も豊かであり、外国人にも人気があります。

大阪を拠点とする中小企業も多く存在しますが、資金調達の方法にファクタリングを検討するケースも増えてきました。

しかしファクタリング会社の多くは東京に集中しており、大阪で資金調達にファクタリングを活用することに不便さを感じる経営者もいるようです。

そこで、大阪でもファクタリングは可能なのか、資金調達に利用する際のメリット・デメリットについて解説していきます。

ファクタリングは中小企業の有効な資金調達方法

大阪は、都心部にはオフィスや商業施設などの高層ビルが立ち並び、充実した交通機関などインフラ整備もされている大都会です。

政治・経済・文化の中心地として栄えた歴史を受け継いでる場所でもあるため、古墳・寺社・仏閣など歴史的建造物や景観を残していることも特徴といえるでしょう。

その大阪府の主な主な産業は、全国1位である金属製品をはじめ、化学工業・鉄鋼業などが盛んです。

魔法瓶用ガラス製中瓶・魔法瓶・魔法瓶ケース・複写機などの出荷額は全国1位で、大阪府の工業生産に占めている中小企業の割合は65%であるなど、まさに中小企業の街といえるでしょう。

独自技術で世界シェアの大半を誇る企業も少なくない中で、資金調達の方法に「ファクタリング」を選ぶ企業も増えつつあります。

実際、中小企業が抱える資金面の悩みとして、次の3つが挙げられます。

  • 売掛先の支払いサイト長期化により期日まで資金不足
  • 仕入れを増やしたいものの資金がないため材料を購入できない
  • 資金調達の方法に銀行融資は選びにくい

このような悩みが解決できなければ、中小企業の資金繰りは今よりも悪化し、倒産してしまうリスクを高めてしまうでしょう。

仮に利益を出せていたとしても、手元の資金が枯渇してしまえば「黒字倒産」することになるため、うまくファクタリングを活用することをおススメします。

ファクタリングで資金調達する際の流れ

「ファクタリング」とは、中小企業などが保有する「売掛金」をファクタリング会社に売却し、現金化することによる資金調達の方法です。

売掛先から入金される期日まで待つことなく、先に売掛金を現金に換えることができることがメリットといえます。

特に期日まで長期化している売掛金を抱えていると、手元の資金が足らなくなりやすいですが、前倒しで現金化することですぐに手元のお金を増やすことができます。

ただ、ファクタリングには次の2つの契約形態があり、それぞれ流れが異なることに注意しましょう。

  1. 2社間ファクタリングの流れ
  2. 3社間ファクタリングの流れ

それぞれの流れについて説明していきます。

2社間ファクタリングの流れ

「2社間ファクタリング」とは、利用者とファクタリング会社で契約を結ぶファクタリングです。

売掛先を関与させずに売掛金を現金化できるため、誰にも知られずファクタリングを利用したい場合にオススメです。

また、利用者とファクタリング会社のみの取引となるため、必要書類も少なく手続も簡単であることが特徴といえます。

即日現金化したいという場合でも、可能とするファクタリング会社を利用すれば銀行融資とは比べ物にならないほどの早さで資金調達できます。

なお、2社間ファクタリングで売掛金を現金化する場合の流れは次の7つです。

  1. ファクタリング会社に売掛金買い取りを申し込む
  2. ファクタリング会社が売掛先の信用力を重視した審査を行う
  3. ファクタリング会社から買取金額などが提示される
  4. 提示内容に双方が合意後、契約を結ぶ
  5. 利用者指定の銀行口座に手数料を差し引いた金額が振り込まれる
  6. 売掛先の支払期日に利用者に売掛金の入金がある
  7. 利用者からファクタリング会社に売掛金を送金する

すぐに資金調達できることが2社間ファクタリングのメリットといえますが、手数料は3社間ファクタリングよりも高くなってしまうことがデメリットといえるでしょう。

3社間ファクタリングの流れ

「3社間ファクタリング」は、利用者とファクタリング会社以外に、売掛先も契約に関与することになります。

ファクタリングを利用し、売掛金をファクタリング会社に譲渡することについて、事前に売掛先に通知し承諾を得ることが必要です。

そのため売掛先に対する説明などに手間や時間がかかり、承諾を得ることができなければファクタリング利用を希望していたことだけ知られることになってしまいます。

その後の売掛先との関係性や取引に影響を及ぼす可能性もゼロではないため、どのようなことでも相談できる売掛先などがない場合は避けたほうがよい契約形態ともいえるでしょう。

3社間ファクタリングを利用したときの流れは次の6つです。

  1. ファクタリング会社に売掛金買い取りを申し込む
  2. ファクタリング会社が売掛先の信用力を重視した審査を行う
  3. ファクタリング会社から買取代金など提示される
  4. 提示内容に合意後、売掛先に債権譲渡通知を出し承諾を得て契約を締結する
  5. 利用者指定の銀行口座に手数料を差し引いた金額が振り込まれる
  6. 支払期日にファクタリング会社へ直接売掛金が支払われる

なお、3社間ファクタリングを利用した場合、売掛金の支払いは直接ファクタリング会社に対し行われます。

利用者を経由する必要がない分、ファクタリング会社にとってはリスクの低い取引となるため、手数料は安く設定されます。

大阪でファクタリングを活用するメリット

ファクタリングで資金調達することは、大阪の企業にも大きなメリットがあるといえます。

まず、ファクタリングの審査では、売掛先の信用力を重視するため利用者が赤字決算や債務超過でも申し込みできることが挙げられます。

担保や保証人を求められることもなく、負債が増えないため貸借対照表も汚さず資金調達できます。

2社間ファクタリングであれば、即日などスピーディに資金調達できることもメリットといえるでしょう。

大阪でファクタリングを活用するデメリット

大阪で資金調達の方法にファクタリングを選ぶデメリットとして挙げられるのは、ファクタリング会社の多くが東京近郊に集中していることです。

信頼できるファクタリング会社を頼りたくても、東京近郊の業者から選ぶことになるため、大阪では活用しにくいというイメージが抜けません。

出張対応や郵送などの方法でも利用できますが、別途費用や時間がかかることとなり、スムーズな資金調達につながりにくくなってしまいます。

大阪でファクタリング利用する際の注意点

大阪でファクタリングを利用するのなら、ファクタリング会社選びは慎重に行うようにしましょう。

地域に密着した業者であればいろいろな相談がしやすいですが、事業規模が小さい業者を選んでしまうと、すぐに必要な資金を準備してもらえない可能性もあります。

そのため大阪でファクタリングを利用するのなら、次のことを注意したファクタリング会社選ぶとよいでしょう。

  • 全国対応可能の業者を選ぶ

全国対応可能の業者を選ぶ

本社は東京でも、関西エリア対応可能なファクタリング会社を選べば、スムーズに売掛金を現金化できます。

最近ではオンライン対応が可能なファクタリング会社も増えていますが、対面のほうが安心できる場合には、支社や営業所が大阪にあるファクタリング会社ならどちらでも対応してもらえるので安心です。

ファクタリングで資金調達するときには、全国に支社や営業所を設け、それぞれの地域の事情を把握しており、時間のかからない手続を可能とするファクタリング会社を選ぶようにしてください。

まとめ

大阪では売掛金を多く抱えている中小企業も少なくないため、資金調達の方法としてファクタリングはぴったりといえます。

大切なのはファクタリング会社選びですが、西日本に支社や営業所を設けて全国対応しているファクタリング会社なら、地域の事情なども把握しつつ質の高いサービスを提供しているはずです。

また、規模が大きな業者でなければ、必要な資金を必要なタイミングで準備できない可能性があり、手数料も高く設定されるリスクも高まりますが、全国対応可能な規模の大きな業者を頼ることでその心配はなくなることでしょう。

当社も大阪にオフィスがあるため、西日本の資金調達は安心して任せていただけます。

対面による受付はもちろんのこと、郵送・オンライン・出張など、ニーズに対応できる形で申し込んでいただますので、資金面で悩んでいるときにはまずご相談ください。