ベンチャー企業が利用しやすいファクタリングとは？2社間と3社間の選び方を解説

ファクタリングは、ベンチャー企業でも利用できます。

新たに起業しても、約6割が5年以内に廃業しているデータもあるほど、事業継続は簡単なことではありません。

安定経営を目指すなら、必要資金を確保し続けることは重要なことであり、創業間もないベンチャー企業でも利用しやすい方法がファクタリングです。

創業したばかりの時期は、ベンチャー企業に限らず実績がないため、銀行融資に頼ることは極めて困難といえます。

そこで、ベンチャー企業が利用しやすいファクタリングについて、2社間と3社間の選び方を解説します。

ベンチャー企業がファクタリングを利用しやすい理由

ファクタリングは売掛金という資産を現金化する方法です。

お金を借りる方法ではなく、審査では売掛先の信用力が重視されます。

そのため仮に十分な事業実績がなくても、信用できる売掛金があれば、資金調達に活用できるためベンチャー企業も利用しやすいといえます。

ベンチャー企業のファクタリング利用における注意点

ファクタリングで資金調達することを考えるなら、まだ回収していない売掛金を保有していることが必要です。

ベンチャー企業でも利用できる方法であるものの、創業したばかりのときは注意してください。

ファクタリング会社によって、創業1年以上経過している事業者を対象としている場合もあります。

ファクタリングの審査で重視される部分

ファクタリング利用における審査で、重視されることは売掛先の信用力です。

売掛先から売掛金が間違いなく入金されるかを重視するものの、利用する事業者の信用力を無視するわけではありません。

ベンチャー企業は創業から5年以内に6割が廃業しているという状況のため、利用後に倒産すれば貸し倒れになってしまいます。

そのためベンチャー企業の信用力もある程度は重視されると考えておきましょう。

また、創業1年以上を経過している場合でも、売掛先との継続取引の期間も確認されます。

これはベンチャー企業に限らず、毎月遅れずに売掛先から売掛金が入金されているか確認するためであり、入金の確実性を確認する上で行われています。

ベンチャー企業が選ぶファクタリング

ベンチャー企業がファクタリングを利用する場合、売掛先に利用を知られない2社間ファクタリングを選ぶ傾向が高いといえます。

仮に売掛先がファクタリング利用を知ってしまうと、資金に困っている会社であると不安を抱かせることになり、その後の取引に何らかの支障が及ばないともいえないからです。

古くから事業を続けている企業などで、売掛先との付き合いも長く、互いに信頼関係も十分構築できていれば、3社間ファクタリングも利用しやすいでしょう。

しかしベンチャー企業に限らず、創業して数年のケースでは、売掛先との関係も十分ではないため2社間ファクタリングを選んだほうが安心といえます。