中小企業や個人事業主が資金を調達するとき、ファクタリングを利用することが増えています。
ファクタリングとはどのような仕組みなのか知らない・意味がわからないという方もいることでしょう。
そこで、近年、注目されつつあるファクタリングの意味や、どのように資金を調達できる方法なのか解説します。
ファクタリングの意味

ファクタリングという名称の意味ですが、英語にすると「factoring」であり、本来の英語にあるファクター(factor)から派生した言葉です。
ファクターとは因子・要因・要素といった意味を持ち、さらに仲買人・代理商・問屋という意味も語源として含んでいます。
その仲買人であるファクターを現在進行形にしてファクタリングという名称となったと考えられます。
売掛債権の買い取りサービスの意味
ファクタリングとは、中小企業などが保有する売掛債権をファクタリング専門業者に売却し、現金化により資金を調達する方法の意味です。
売掛金とは、商取引で商品・サービスを納品・提供したけれど、まだ代金は受け取っておらず、支払ってもらうように請求することができる権利といえます。
一定期間の請求分を後日一括まとめて支払ってもらう取引を掛け取引といいますが、日本ではこの掛けによる信用取引が主流です。
ただし、商品やサービスを販売し、入金されるまでの期間が長期化してしまうと、その間に発生する仕入れや従業員の給料などの支払いに行き詰ってしまいます。
売上は立っているのにお金がない「黒字倒産」のリスクを回避できるのが、ファクタリングの最大の意義です。2026年現在は、紙の請求書だけでなく電子請求書(PDF等)での審査も一般的になり、よりスピーディな資金化が可能になっています。
ファクタリングの手続方法
実際にファクタリングを利用した場合、ビジネスにおいてどのような流れでファクタリング専門業者が売掛金を買取るのか具体例を用いて説明します。
まずファクタリングの契約では、以下の3者が関わります。
- 商品やサービスを納入する納入企業(自社)
- 商品やサービスを購入し、まだ代金を支払っていない売掛先
- 売掛金を買い取るファクタリング専門業者
1.納入企業が納品・提供
納入企業(自社)が仕入れた商品を売却する際、取引先は受領書や検収書などを発行して、確かに商品を受け取った証明として納入企業に渡します。
この時点では商品代金は受け取らず、取引先に対する売掛金が発生することとなります。
2.受領確認後に請求書の発行
納入企業は、商品代金の請求書を売掛先に渡しますが、商品販売から入金までの期間は、現金決済と比べると1か月単位などで差がでます。
将来的に入金があるとわかっていても、先に仕入れ代金の支払いが発生すれば、資金不足に陥るリスクを抱えます。
しかし、他の売掛金回収で仕入れ代金をまかなえれば、特に資金繰りに問題は発生しません。
3.入金前の売掛金現金化
ファクタリングの仕組みを活用すれば、決済日までの時間を短期化できるため、仕入れ代金の補てんができます。
ただし、どのくらいの売買手数料が発生し、買取金額はいくらになるのか見積もりを出してもらった上で決定しましょう。
4.ファクタリング会社との契約
ファクタリング会社が提案した見積もり金額で納得した場合、正式に売掛債権譲渡の契約を結びます。
契約後、早ければ即日、売買手数料分を差し引いた買取金額を受け取れます。
5.売掛金の支払い
3社間ファクタリングでは、売掛金をファクタリング会社が直接受け取ります。
しかし、2社間ファクタリングでは、一旦、利用者が売掛金を回収し、回収後はすみやかにファクタリング会社へ送金する流れが必要です。
まとめ
支払いに充てる資金不足に陥る事態を防ぐため、簡単に活用できる資金調達方法がファクタリングです。
ファクタリングは銀行融資など他の方法と比較しても審査は柔軟であり、すぐに現金を手に入れたいというニーズに対応できます。
信頼できるファクタリング会社選びのために、2社間なら8〜18%程度を大きく超える売買手数料が設定されていないか、運営会社の実績が豊富かを確認しましょう。
急ぎの資金繰り改善には、オンラインで無料見積もりを取ることが第一歩です。


