ファクタリングは資金を調達するまでのスピードが早いことから、急な資金を必要とする中小企業などに多く利用されるようになりました。
ファクタリング会社によっては、最短で即日現金化を可能とする場合もありますし、平均しても2~3営業日で現金を調達できることが一般的です。
目次
審査内容はファクタリング会社独自の方法
ファクタリングを利用する場合、
- 商業登記簿謄本
- 印鑑証明書
- 決算書や確定申告書などの会社の業績が確認できる書類
- 売掛先企業との基本契約書
- 個別の契約書や発注書、納品書、請求書など
- 過去の入金の確認ができる通帳
など様々な書類が必要です。
ビジネスローンなどであれば、スコアリングシステムなどで機械的に審査を行うこともでき、迅速に判断することができるでしょう。
しかしファクタリングの場合、融資ではないためスコアリングシステムを採用するわけにもいかず、各専門業者がそれぞれ独自の審査方法で確認していきます。
そのため、審査のスピードが早く最短即日で現金化を可能としていても、申し込みを行った時間帯によっては当日中には代金を受け取ることが難しくなります。
もし即日現金化させたいという場合には、なるべく当日の正午位までには必要書類を揃えて申し込みを完了できるようにしておきましょう。
スピード勝負のファクタリング会社は手数料が高め?
急いで資金を調達しなければならないという方にとって、即日現金化できるなどスピードの早さは重視したい項目でしょう。
ただ、3日かけて審査できる場合と、数時間で審査を完了させなければならない場合では、どちらのほうがファクタリング会社のリスクは高くなるでしょうか。
スピード重視で即日現金化を可能とするファクタリング会社の場合、じっくりと審査に時間をかけることができない分、抱える貸し倒れリスクも大きくなってしまいます。
その貸し倒れリスクを補てんするには、ファクタリング手数料を高めに設定することなどが必要になってくるのです。
そのため、最短で即日現金化を可能とする場合には、それなりに手数料は高くなる可能性もあると理解しておくべきでしょう。
もしファクタリングを利用するなら
ファクタリング会社によって、現金化までにかかる時間、審査で重視する項目、発生する手数料など様々です。
そのため、借り入れを行う際にどこの金融業者の金利が低いか比較・検討するように、ファクタリングにおいても2社や3社くらいから見積もりを取って比べて決めるようにしてください。
スピードを重視して資金を調達しなければならないとき、ファクタリングならそのニーズに必ずこたえてくれるはずです。