ビジネスローンは審査に通りやすい?流れや注意点を簡単に紹介

ビジネスローンは、銀行融資よりも審査に通りやすいといえます。

通りやすい理由は、ビジネスローンの審査ではスコアリングシステムが採用されているからといえます。

そこで、ビジネスローンの審査が通りやすい理由や、流れと注意点を簡単に紹介します。

中小企業経営者向け!資料無料ダウンロード

資金調達ガイドブック

資金調達ガイドブック

9つの資金調達方法のメリットデメリットから申請方法、さらに審査落ちした時の対処法までをまとめた経営者必見のガイドブックです。

ビジネスローンとは

ビジネスローンとは、一般的な銀行融資では審査に通らない事業者向けの金融商品です。

銀行が独自の責任で行うプロパー融資では貸し付けが難しい中小企業などに、高めの金利を設定して融資を行おうとしたことから始まります。

近年では銀行ではビジネスローンでの貸し付けを積極的に行っておらず、銀行よりもノンバンクなどのほうが、事業者向けローン商品として提供する傾向は強めです。

ビジネスローンはスコアリングシステムで審査される

ビジネスローンで行う審査には、スコアリングシステムが採用されています。

スコアリングとは、統計的モデルに基づき、企業の信用度を点数化して与信の可否を即時に判断できるシステムです。

スコアリングの内容は企業秘密となっているため、一般的に公開はされておらず、何を重視した審査なのかは異なります。

一般的には決算書の数字を基準に、年収・業務年数・企業属性・他社からの借入状況などを確認し、融資可否を自動で判断します。

一般的には、決算書の数値や属性などのデータを入力することにより、自動で審査可否・融資可能限度額・適用金利などが算出されます。

スコアリングで比較対象となるデータ

スコアリングで比較対象となるのは、過去の融資データなどです。

似た企業に対し実施した融資実績における貸し倒れ率を参考に、推定される貸し倒れリスクを確認します。

たとえば過去に行った似た企業100社への貸し付けのうち、5社から回収不能状態となっている場合は、貸し倒れ率5%と判断されます。

貸し倒れリスク低減のための金利設定

金融機関は貸し倒れ率よりも金利を高く設定し、リスクを回避します。

推定される貸し倒れ率に、金融機関に儲けが出るような金利を上乗せし、適用金利が決定されます。

推定される貸し倒れ率が高くなり、儲けを出せる金利を上乗せしたとき、利息制限法における上限金利を超えれば貸し付けはできません。

その結果、審査可否において否決と判断されます。

審査に通りやすいビジネスローン

ビジネスローンは金融機関やノンバンクなどで提供されています。

審査のハードルは、以下のとおり高くなります。

  • メガバンク
  • 地方銀行
  • 信用金庫
  • 大手ノンバンク
  • 中小ノンバンク

まずはメガバンクや地方銀行に申し込みを行い、審査に通らなければ信用金庫、さらに審査に通らなければノンバンクに申し込むことが多いといえます。

メガバンクなどで比較対象で使われるデータは、審査に通過できた優良企業です。

対するノンバンクでは、銀行融資を受けることができなかった企業のデータを基準に審査を行います。

そのためビジネスローンで審査に通りやすいのは、銀行ではなくノンバンクといえるでしょう。

中小企業経営者向け!資料無料ダウンロード

資金調達ガイドブック

資金調達ガイドブック

9つの資金調達方法のメリットデメリットから申請方法、さらに審査落ちした時の対処法までをまとめた経営者必見のガイドブックです。