ファクタリングってヤミ金?ファクタリングを装うヤミ金と見極める方法を解説!

ファクタリングサービスを利用しようと考えている経営者様の中にはファクタリングはヤミ金じゃないの?と思っている方もいるのではないでしょうか。

ファクタリング自体はヤミ金ではありませんが、中には良心的なファクタリング会社を装ったヤミ金が存在しているのも事実です。

ヤミ金と耳にすると、どのような金銭の貸し付けをイメージするでしょう。10日で1割などの法外な金利で融資を行い、返済できなくなれば自宅や職場まで昼夜問わずに押しかけたり電話をかけてきたり、脅迫めいた取り立て債務者を追い詰めていくとったイメージではありませんか?

近年、ヤミ金に対する取り締まりが強化されたことにより、同じく違法行為を行ってはいるものの、比較的ソフトな対応でやさしく接しようとするソフトヤミ金が横行しています。

しかしその実態は、当初のヤミ金と同じで、単に取り締まりから逃れるために対応を柔らかくしているだけのことです。決して良心的な業者という訳ではなく、法外な利息で貸付をされる点は変わりありません。

そのため、利用しないように注意する必要があります。

本記事では、ソフトヤミ金には具体的にどのような特徴があるのか解説いたします。

特徴を知り、ヤミ金との契約回避の一助となれば幸いです。

ファクタリングはヤミ金ではない

ファクタリングはヤミ金の一種であるというイメージをお持ちの経営者様もいるかもしれませんが、ファクタリングは企業が保有している売掛金をファクタリング会社に売却し現金化するサービスであり、合法な資金調達方法です。

経済産業省も中小企業の資金繰り改善のために、売掛債権の流動化を推奨しています。

しかし、貸金業登録をしていない会社が貸金業者を装い、金銭の貸し付けを高金利で行ったり、ファクタリング会社を装ったヤミ金による被害が横行し、金融庁が注意喚起をしています。

(金融庁HP引用https://www.fsa.go.jp/user/factoring.html)

ファクタリングが一般的に認知されるようになってきてからまだ日が浅く、実際にファクタリング会社を装ったヤミ金による被害が発生しているので、ファクタリング=ヤミ金のイメージが広まっているのも事実です。

そのためファクタリングサービスを提供するにあたり免許や登録などが必要ないため、ヤミ金が紛れ込みやすい業界であるのも理由の1つでしょう。

ソフトヤミ金といわれる業者の特徴

金銭の貸し付けを行う段階では比較的対応は柔らかいのに、もし返済がされない場合には手のひらをかえしたように厳しい態度に豹変します。

取り立てが厳しくなり、自宅や職場、どこにいても連絡をしてきたり、家族など関係のない第三者まで巻き込もうとすることも特徴です。

ヤミ金からヤミ金という負のループに

さらに注意したいのは、ソフトヤミ金は業者同士で繋がりを持っている場合もあり、返済不能な状態に陥ると個人情報を横流しして、別のソフトヤミ金から金銭を借りさせようとします。

別のソフトヤミ金から借り入れを行うように仕向け、また返済に困ったら別のソフトヤミ金からの借り入れ…というように、自転車操業でソフトヤミ金からの借り入れを利用することになれば、いつまでたっても借金が減ることはなく、減るどころか増える一方となってしまいます。

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貸し付けだけでなくファクタリングまで…

実態はヤミ金というケースは金銭の貸し付けだけに留まらず、売掛金を買い取って現金化するファクタリング会社を装っているケースもあるので注意が必要です。

ファクタリングは、保有する売掛債権をファクタリング会社に譲渡し、その代金を期日前に現金として受け取ることができる資金の調達方法です。

中小企業などで利用傾向が高まっています。国も中小零細企業の資金調達方法として売掛債権の流動化を推奨しているほど、有効な手段とされています。

しかし、このファクタリングに対する取引の規制や取り締まりの法律がないので、そこに付け込んだヤミ金はファクタリング会社を装い法外な売買手数料を徴収しようとします。

ヤミ金会社を見極める方法

ヤミ金会社には様々な特徴があります。どうすればヤミ金会社を見極めることができるのか解説いたします。

売買手数料が相場より高すぎる

ヤミ金会社の目的は、何よりも多く利益を得ることです。そのため、売買手数料が相場より高く設定されているケースが多いです。

しかし、利用者に相場よりも高いと思われてしまうと、別の会社に流れてしまう可能性があります。そのため、売買手数料についてはなるべく分かりづらく記載されている場合がほとんどです。

売買手数料がはっきりとわからない会社からお金を借りるのは避けるようにしましょう。さらに一般的な売買手数料の相場についても理解しておくことが大切です。

見積書や契約書の提示がない

見積書や契約書は法的に有効な書類です。そのため、利用者から裁判を起こされた際に、見積書や契約書の存在がヤミ金会社にとって不利に働いてしまうかもしれません。

そのため、ヤミ金会社は見積書や契約書なしで契約を進めようとしてくる場合があります。しかし、契約をするうえで見積書や契約書の存在は欠かせません。口頭でどれだけ魅力的な条件を提示されたとしても、それが嘘である可能性があるからです。

言葉を巧みに使って、口頭だけで契約を進めようとしてきた場合は、見積書や契約書の提示をお願いするようにしましょう。もし、応じてくれない場合や強引に手続きを進めようとしてきた場合は、はっきりと断ることが大切です。

償還請求権ありの契約を要求される

償還請求権とは、会社の倒産によって売掛金の回収ができなくなった場合に、ファクタリング会社が売掛金の買い戻しを求める権利のことです。

償還請求権があると会社が倒産した場合でも、利用者には売掛金の返済義務が発生してしまいます。

しかし、一般的なファクタリング会社は、償還請求権のないノンリコースによる契約を行います。そのため、償還請求権ありの契約を求められた場合は、ヤミ金会社である可能性が高いと考えましょう。

ノンリコースを強調しつつ、実際は償還請求権ありの契約だったというケースも少なくはありません。そのため、契約時にはノンリコースかどうかをしっかりと確認するようにしてください。

対面でのやり取りをしない

一般的なファクタリング会社は、契約時に対面でのやり取りを必ず行います。しかし、ヤミ金会社はスムーズな取引や即日入金を謳って、対面でのやり取りを拒んでくる可能性が高いです。

なぜなら、ヤミ金会社にとって自分の正体が知られてしまうのは、なるべく避けたいことだからです。

対面でのやり取りであれば、質問をされた際に答えきれずに怪しまれてしまう可能性も上がります。しかし、電話口やチャット上のやり取りであれば、ボロが出てしまうのを防止できます。

こういった理由から、ヤミ金会社は対面でのやり取りを断ってくる傾向にあります。もし、ファクタリング会社から対面でのやり取りを断られたら、ヤミ金会社の可能性が高いため契約をしないようにしましょう。

会社のホームページがない

ヤミ金会社はなるべく情報を開示しようとしない傾向にあります。そのため、会社のホームページはあえて作っていない可能性が高いです。

ファクタリング会社は利用者に信頼してもらうことが重要です。ホームページの有無は会社の信頼度に直結するため、一般的なファクタリング会社のほとんどはホームページを作成しています。

検索してもホームページが出てこない会社とは、契約をするべきではないといえるでしょう。魅力的な条件を提示されると迷ってしまいやすいですが、非常に危険なので十分注意をしてください。

会社の場所がわからない

先ほども述べたように、ヤミ金会社は利用者となるべく接触したがらない傾向にあります。そのため、ホームページがある場合でも、会社の住所については公開していない可能性が高いです。

一般的なファクタリング会社であれば、会社の住所を公開したとしてもデメリットは一切ありません。そのため、あえて公開していない場合は、会社の場所を把握されたくない理由があると考えましょう。

住所を公開していたとしても、マンションやアパートの一室が設定されているケースもあります。そういった会社とも契約を結ぶのは避けるべきでしょう。

分割返済が可能と謳っている

原則としてファクタリングは分割で支払うことができません。しかし、ヤミ金会社はファクタリング会社と比べて魅力的に見せるために、あえて分割返済が可能と謳っている場合があります。

分割返済に限らず、魅力的な条件を提示して利用者を集めるのは、ヤミ金会社によくある手口です。そのため、ほかの会社と比べて明らかに条件が良すぎる場合は、ヤミ金会社の可能性が高いと考えてください。

ヤミ金に引っかかってしまったら?

ファクタリングサービスを利用しようと思い、問い合わせや申込を行った会社に異変を感じたり、もし被害にあってしまった場合は必ず第三者や機関へ相談をしましょう。

警察をはじめ金融庁、国民生活センター、日本貸金業協会、消費者ホットラインなどいくつかの窓口があります。

取り立てなどをされている場合には、弁護士に相談し止めてもらうのも一つの手です。

違法な金利や売買手数料を払う前に必ず相談をしましょう。 1人で抱え込まずに、これ以上被害を広めない為にも必ず一報を入れるようにしてください。

信頼できる会社から資金を調達するように!

もし借入やファクタリングを利用する場合には、見た目は柔軟な金融業者やファクタリング会社に感じたとしても、その実態は悪徳なヤミ金である場合があることを念頭に入れておきましょう。

正規の貸金業やファクタリング会社であれば、特に何の手続きも行わずに簡単に金銭を貸したり売掛金を現金化したりはしないはずです。

露骨に良い条件を提示してきたり、対面でのやり取りを断ったりするのも、一般的なファクタリング会社であればあり得ません。

本当に信頼できると判断できる会社に依頼できるように、しっかりと見極めを行うようにしましょう。

PMGは本社所在地が入居が厳しいとされている、西新宿の都庁前のNSビルに入っているので安心してご利用いただけるかと思います。

ファクタリングサービスを利用したいが、ヤミ金に引っかかっては元も子もありません。是非一度ご相談くださいませ。