2019年01月22日
ビジネスローンとは?メリット・デメリットや適切な利用方法について
いつもブログをご覧いただきましてありがとうございます。
今回はビジネスローンのメリット・デメリットや適切な利用方法について お話したいと思います。
個人事業主や小規模の会社経営者は融資の面で上手くいかないこともあり、資金調達が大きな課題とされています。なかなか銀行融資の審査に通らないとき、審査も比較的緩くスピーディーな融資が受けられるビジネスローンを利用するケースも出てくるでしょう。
ビジネスローンとは
ビジネスローンとはその名の通り、事業者向けの資金調達手段のことです。元々、ビジネスローンは銀行が中小企業や零細企業向けに設置した融資の形態です。融資審査に通りにくい中小企業や零細企業はプロパー融資をなかなか受けることができないため、そうした事業者の受け皿として開発されたものです。今では銀行融資には保証付き融資がありますが、90年代までは銀行がリスクを取るプロパー融資のみだったことが影響しています。
2000年代に入り、信用保証協会の保証付融資が整備されたことによって、銀行におけるビジネスローンの意義は薄れてきました。そして、現在では消費者金融やカード会社など、いわゆるノンバンクによるビジネスローン商品が多数存在しています。
関連記事:【最新2019】ビジネスローン33選!法人・個人も即日で借りれる事業者ローンまとめ
ビジネスローンを利用するメリット
ビジネスローンを利用するメリットの代表的なものとして、保証人や担保が不要ということが挙げられます。そのため、担保が用意できなくても融資を受けられ、融資を受けることで直接的に誰かに負担をかけなくて済むという良さがあります。
また、銀行融資に比べると審査が甘くなっており、このこともメリットとして考えられるでしょう。銀行融資の場合は、事業者に対して面談を行います。さらに融資担当者は稟議書を作成して、支店や本部で決裁されなければなりません。そのため、審査は厳しくなり、1カ月以上の時間を要する場合が多くなります。
一方で、ビジネスローンでは審査にスコアリングシステムが採用されています。機械によって、過去のデータを基に融資を受けさせてよいのかが判断されるのです。スピードは速く、審査担当者が決算情報や事業者情報をシステムに入力すれば、すぐに審査結果が判定されます。そのため、即日融資も可能となります。
ビジネスローンを利用するデメリット
ビジネスローンを利用するメリットがある一方で、当然デメリットも存在します。ビジネスローンの融資は、銀行融資に比べて金利が高くなります。審査が甘いことを考えれば、当然と言えば当然なのですが、事業者に一律に課す金利は高く設定されています。さらに、スコアリングシステムによって導き出された貸倒率から、融資可能金利が決定されます。
このスコアリングシステムから導き出された貸倒率は、融資額にも影響を及ぼします。カードローンでは、無担保の場合、融資の上限額が300万円~1000万円に設定されています。この額は保証付き銀行融資の上限約5000万円に比べれば、かなり小さい値であることが分かります。さらに貸倒率が高いと判定されてしまった場合は、融資可能額は100万円以下にとどまることも多々あります。そのため、希望額を融資してもらえないといケースも出てきてしまいます。
ビジネスローンを利用するのはどんな事業者か
ここまでビジネスローンの概要と利用するメリット・デメリットを見てきました。それではここまでの内容を踏まえて、どのような事業者がビジネスローンで資金調達するべきかを考えてみましょう。事業者向けの融資には、銀行融資(プロパー融資、保証付き融資)、政府系金融機関(日本政策金融公庫)の融資、ビジネスローンがあります。この中から時と場合に合わせて、適切な融資先を選ぶことになります。
結論から言うと、ビジネスローンは資金調達を急いでいる事業者向けです。逆に言えば、急いでいない場合は審査に時間や労力をかけてでも、より低金利で融資を受けられる銀行融資や政府系金融機関の融資を受けることをお勧めします。ビジネスローンは手軽に利用できる反面、金利は10%を超えることも多く返済額が膨らんでしまいがちなので注意が必要と言えるでしょう。また、銀行融資や政府系金融機関の融資では、融資だけでなく事業に関する助言をもらえる場合もあります。
ファクタリングとの比較
中小企業や零細企業の資金調達手段として、近年ファクタリングが一般的になりつつあります。ファクタリングとは売掛債権を買い取るサービスのことです。また、売掛債権とは商品やサービスを販売したときに、代金を受け取る権利のことです。B to Bの取引では信用取引が一般的で、売上確定時から1か月後や2か月後といったように支払い期日が後になることが多々あります。つまり、売掛債権を持っているということは、支払ってもらえる権利はあるものの、売上確定から支払いまでにタイムラグが生じていることを意味します。
そこで売掛債権を買い取って、支払い日よりも早く資金を貸し出そうというのがファクタリングというサービスです。ファクタリングはビジネスローンと同様に、審査が甘いのが特徴で、振り込みまでのスピードもほとんどの場合3日以内、早ければ最短1日というサービスもあります。こうしたことから両者は比較検討されることが多くなります。
また、ファクタリングは売上債権を買い取ってもらうサービスであるため、売上債権の安定性さえ証明することができれば債務超過や税金未払いなどがあっても買い取ってもらえることも特徴となっています。
そのため、売上債権を持っている場合は、金利が高いビジネスローンでお金を借り入れるよりもファクタリングを先に検討する方が良いでしょう。
おわりに
ビジネスローンは審査もゆるく、申込から融資を受けるまでの期間が短いことから、手軽に利用することができます。ただし、金利が高く借り入れ期間が短いなどと、返済時の条件面で不利になることが多々あります。売掛金や受取手形などの売上債権がある場合は、事業リスクを小さくするためにファクタリングを検討するようにしましょう。
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