事業を営んでいれば、本日中にお金が必要になる場面に遭遇することは珍しくありません。手元のお金を必要な資金に充てることができれば何の問題はありませんし、銀行からの借り入れなど、低金利の融資を受けることができるならそれでもよいでしょう。
しかし、手元に必要資金に充てるお金がない場合もあるでしょうし、銀行融資も即日融資はまず難しいため期待できません。
そうなると、即日融資を可能とするビジネスローンなどが候補としてあがってくることになるでしょう。
ビジネスローンは銀行系とノンバンク系の金融業者で利用できる借り入れ方法ですが、即日融資を可能とするのはノンバンク系のビジネスローンです。
個人事業主でもビジネスローンの利用は可能か
ビジネスローンとは事業を目的とする用途のための資金を貸し付ける融資であり、担保や保証人を付けなくても借り入れが可能です。
一部の金融業者からは、事業費と生計費のどちらでも使うことができるローンなどを取り扱っていることがあるので、個人事業主ならそのようなタイプのローンを利用すると便利でしょう。
銀行系のビジネスローンで即日融資は難しい?
銀行系のビジネスローンであれば、3千万円から億単位という高額な融資を利用できる可能性があるため、設備投資や新規事業の資金にも便利です。
さらに、金利もノンバンク系より低く、融資額が高くなればなるほど適用される金利は下がるので、大きな資金を借りたいときにはおすすめです。
なによりも、銀行から融資を受けているという安心感も得られることになります。
ただし、銀行系のビジネスローンは審査に時間がかかることが最大のデメリットです。融資が実行されるまで、一定期間を要するため、本日中に資金が必要という場合には対応できません。
また、審査基準もノンバンク系より高めで、事業が安定した経営を行っている、もしくは経営の見通しが立っている場合でなければ利用できない可能性があります。
即日融資が可能なのはノンバンク系のビジネスローン
ノンバンク系のビジネスローンであれば、比較的柔軟な審査が実施されるため、審査結果が出るスピードも早く、最短で即日融資が可能となります。
ただし注意したいのは、銀行系のビジネスローンより金利が高くなる点です。また、融資の限度額も300~1千万円程であることが多いため、一時的なつなぎ資金として利用し、短期間で返済を済ませたいという場合など用途が限られる可能性もあります。
即日資金を準備できるのはビジネスローン以外にもある
必要とする資金の金額や、返済計画、いつまでに必要かによって、銀行系とノンバンク系、どちらのビジネスローンを利用するのかはかわってくるでしょう。
もし、ノンバンク系のビジネスローンで問題ないという場合、保有している売掛金を現金化するファクタリングという資金調達方法もあります。
今以上、借金は増やしたくないという場合や、即日現金が必要という場合に対応できる資金の調達方法なので、ファクタリングも方法の1つとして検討してみるとよいでしょう。