ファクタリング会社(ファクター)は金融機関ではないため、土日や祝日でも対応してほしいと希望する経営者も少なくありません。
月曜日にまとまったお金を準備する必要があったとしても、金融機関は土日や祝日に対応していないため、必要なタイミングに間に合わない恐れもあります。
しかしファクタリングはお金を借りる資金調達の方法ではないため、
「土日や祝日でも連絡すれば対応してもらえるのでは?」
と考える経営者もいるようです。
実際、土日でもファクタリング会社によっては対応しています。
そこで、土日対応のファクタリング会社6選と、業者の選び方や調達のコツを紹介していきます。
【2024年最新】土日ファクタリングおすすめ業者22選と選び方のポイント
目次
土日祝日も対応可能なファクタリング業者6選
土日や祝日に対応しているファクタリング業者の、対応可能とする範囲や内容はそれぞれ異なります。
特に急いで事業資金の準備が必要な場合、2社間ファクタリングで契約できるのか、債権譲渡登記の必要性なども確認しておくことが必要です。
まず、土日祝日に対応しているファクタリング業者を以下のとおり6つ選びました。
- PMG
- ラボル
- えんナビ
- ファクタリングZERO
- 事業資金エージェント
- みんなのファクタリング
それぞれが提供するサービスの内容や特徴など、紹介していきます。
PMG
PMGの売掛金早期資金化サービスは、中小企業をサポートするためのサービスのひとつです。
また、必要書類は3点のみで簡素化されており、30分程度の短い時間で審査結果が確認できます。
最短即日に売掛金査定や入金が可能な場合もあるため、土日にWEBフォームから問い合わせしておけば、翌営業日中に入金まで進めることが可能です。
全国に10の拠点があることや、プライバシーマーク・ISO27001を取得しているなど、信頼性の高さも魅力といえます。
売買手数料 | 2%~ |
入金までの最短時間 | 最短即日 |
買取可能額 | 50万~2億円 |
2社間契約 | 可 |
3社間契約 | 可 |
債権譲渡登記 | 不要プランあり |
必要書類(審査時) | 請求書・申込書・通帳の写し |
オンライン契約 | 可 |
申込対象 | 個人事業主・法人 |
営業時間 | 8:30~18:00(土日祝も営業) |
審査通過率 | 非公開 |
ラボル
ラボルについて | labol(ラボル)について更に詳しく |
---|---|
運営会社 | 株式会社ラボル |
売買手数料 | 10%固定 |
入金までの最短時間 | 最短60分 |
買取可能額 | 1万円~ |
2社間契約 | 〇 |
3社間契約 | × |
債権譲渡登記 | 不要 |
審査時必要書類 |
|
オンライン契約 | 〇 |
対象者 | 個人事業主・フリーランス・法人 |
営業時間 | 土日・祝日も審査と入金を行っている |
審査通過率 | 非公開 |
labol(ラボル)は東証プライム上場企業である株式会社セレスの子会社です。土日・祝日も審査を行っており、振込は24時間365日対応しているので、土日ファクタリングをお考えの方にはぴったりのファクタリング業者です。ただし、年に数日休業となる場合があるので、休業期間については確認しておくことをおすすめします。
買取可能額は1万円からと柔軟性があり、小規模事業者や、個人事業主やフリーランスの方にも利用しやすくなっています。売買手数料が10%固定で分かりやすいのも安心して利用できるポイントです。
【ラボルのポイント】
- 土日・祝日も審査と振込対応
- 東証プライム上場企業の子会社
- 売買手数料は10%固定
えんナビ
えんナビは株式会社インターテックのファクタリングサービスで、24時間365日対応できる体制で運営されています。
必要書類は、請求書と預金通帳の2点のみであることや、買取可能とする売掛債権の下限は50万円であるものの、下回る場合でも相談はできます。
売買手数料 | 5%~ |
入金までの最短時間 | 最短即日 |
買取可能額 | 50万円~5,000万円 |
2社間契約 | 可 |
3社間契約 | 可 |
債権譲渡登記 | 非公開 |
必要書類(審査時) | 請求書・ 通帳の写し(3か月分) |
オンライン契約 | 可 |
申込対象 | 個人事業主・法人 |
営業時間 | 24時間365日対応 |
審査通過率 | 非公開 |
ファクタリングZERO
ファクタリングZEROとは、株式会社スリートラスト運営の西日本限定ファクタリングサービスです。
なお、西日本限定とされているものの、ZOOM面談できれば全国から取引できます。
審査通過率は96%と高く、売買手数料の上限も10%に設定されていることや、土曜日も営業していることが特徴です。
売買手数料 | 1.5%~10% |
入金までの最短時間 | 最短即日 |
買取可能額 | 20万円から5,000万円 |
2社間契約 | 可 |
3社間契約 | 可 |
債権譲渡登記 | 原則不要 |
必要書類(審査時) | 非公開 |
オンライン契約 | 可 |
申込対象 | 個人事業主・法人 |
営業時間 | 月~土曜 9:00~19:00 |
審査通過率 | 96%以上 |
事業資金エージェント
事業資金エージェントとは、アネックス株式会社の運営しているファクタリングサービスです。
土曜日は営業しているため審査も対応してもらえます。
最大2億円まで買取可能であり、80%以上は2時間で振込まで完了しているスピーディさは魅力といえます。
ただし高額買取では数日かかることもあるため、事前に確認しておきましょう。
売買手数料 | 1.5%~ |
入金までの最短時間 | 最短2時間 |
買取可能額 | 20万~2億円 |
2社間契約 | 可 |
3社間契約 | 可 |
債権譲渡登記 | 非公開 |
必要書類(審査時) | 請求書・通帳の写し・本人確認書類 |
オンライン契約 | 可 |
申込対象 | 個人事業主・法人 |
営業時間 | 月~土曜9:00~19:00 |
審査通過率 | 90%以上 |
みんなのファクタリング
みんなのファクタリングとは、株式会社チェンジの運営するファクタリングサービスです。
会員登録は必要となりますが、審査通過後の契約もシステム内で完結するため、電話でやり取りしなくてもよいのも特徴といえます。
審査のスピードがはやいのは独自のAI審査を採用しているからであり、審査通過後、18時までに契約依頼すれば当日振込されます。
土日祝も営業しており、最短60分で入金できることが特徴です。
売買手数料 | 非公開 |
入金までの最短時間 | 最短60分 |
買取可能額 | 非公開 |
2社間契約 | 可 |
3社間契約 | 不可 |
債権譲渡登記 | 原則不要 |
必要書類(審査時) | 請求書・通帳の写しなど根拠書類 |
オンライン契約 | 可 |
申込対象 | 個人事業主・法人 |
営業時間 | 9:00~18:00(土日祝営業) |
審査通過率 | 非公開 |
土日対応のファクタリング会社選びのコツ
土日や祝日でも対応しているファクタリング会社はあるものの、それほど多くはありません。
仮に土日や祝日に売掛金を現金化しても、銀行自体が営業していないため、指定銀行口座へ買取代金を送金できないからです。
指定口座への入金は銀行の営業日になるため、土日・祝日は対応しないファクタリング会社も少ないありません。
しかし休み明けに準備をしようと、当日にファクタリング会社から必要書類を伝えてもらい、揃えたとしても間に合わなくなる可能性もあります。
そのため急いでお金の準備が必要という場合には、土日や祝日でも対応してもらえるファクタリング会社を頼ったほうが良いといえるでしょう。
土日にファクタリングで資金調達するポイント
土日に対応しているファクタリング会社に相談しても、すぐに現金化できないことがあります。
たとえばファクタリング会社が必ず債権譲渡登記を必要とする場合には、登記所が土日は開所していないため手続は進みません。
提出書類に印鑑証明書が含まれる場合なども、必要書類を揃えることができず、資金調達につながらくなってしまうでしょう。
他にも依頼者側の準備が不足している場合は、手続を進めることはできません。
そのため土日にすぐに現金化したいなら、どのような点に注意すべきか確認しておく必要があります。
土日も対応しているファクタリング会社で、即日入金してもらうための6つのポイントをご紹介します。
できる限り早い時間帯に申し込む
早い時間帯に申し込むことは、審査結果や現金化を早めるために有効です。
ファクタリング会社によっては審査に時間がかかり、審査以外にも手続や、銀行口座の確認作業などにも時間がかかります。
そのためファクタリング会社の営業開始時間直後に申し込みを済ませれば、その分、対応も早くなる傾向にあるといえます。
ただし、依頼が溜まっておりほかの利用者を待たせている場合には、先に申し込んだ方が優先となるため対応が遅れる可能性もある点には注意しましょう。
必要書類を事前に揃えておく
土日でも即日入金してもらうには、ファクタリングで必要な書類をあらかじめ準備しておくことが重要です。
売掛金を現金化するために、
- 決算書
- 入金を確認できる書類
- 身分証明書
- 成因書類
などを求められることがあります。
さらに、税金の滞納や債務超過などがないかの確認のため、税金や社会保険に関連する書類の提出が求められることもあります。
すぐに用意できない書類を求められる可能性もありますので、事前にファクタリング会社に確認し、申し込みの前日までには書類を用意しておくことをおすすめします。
必要書類が少ないファクタリング会社を選ぶ
前述したとおり、ファクタリング会社で提出が必要な書類は様々です。
ファクタリング会社が提出を求める書類が揃わないときは、すぐに申し込みができず、土日の現金化がかなわないこともあるでしょう。
すべてを揃えるには時間と労力がかかりますが、提出書類はファクタリング会社によって異なります。
土日でもすぐに現金化を目指したいのであれば、提出書類の少ないファクタリング会社を選択するのも手段のひとつです。
手続がオンラインで完結可能な会社を選ぶ
申し込みから現金化まで、オンラインで手続を完結できるファクタリング会社を利用するのも方法のひとつです。
オンラインであれば、ファクタリング会社が遠方であっても対面の必要がないため、24時間どこにいても申し込みできます。
オンライン対応のファクタリング会社は、必要最低限の手続で申し込みができる傾向にあるためスムーズです。
休み明けすぐに対応できる準備をしておく
平日にファクタリング会社に相談に行き、手続をスムーズに進めることができれば即日現金化できるケースもあります。
しかしこれは平日午前中までに必要書類を準備しておき、申し込みを済ませればと考えておくべきです。
土日や祝日明けはファクタリング会社も混みあう可能性があるため、申し込み後にスムーズに手続が進むとは言い切れません。
また、準備したはずの書類に不足や不備があれば、資金調達につながらなくなってしまいます。
事前に土日や祝日にファクタリングに相談をしておき、休み明けにはすぐ対応できるようにしておいたほうが安心です。
土日対応の内容を理解しておく
土日や祝日でも対応可能としているファクタリング会社の場合、メールなら24時間受付となっており、土日などでも電話がつながり訪問による面談に対応しています。
そこで、土日や祝日に相談をすませ、審査や契約手続まで完了できるようにしておくと、銀行が営業となる休日明けには入金に至りやすいといえるでしょう。
まとめ
ファクタリング会社に相談しても、審査などは申し込み順となるため、相談などが殺到しやすいタイミングと予想されるなら早めの対応がおすすめです。
特に土日を挟む月末や月初めなどは時間がかかることもあるため、できるだけ早めに相談するようにしてください。
土日に現金化が叶わない場合でも、必要書類をあらかじめ用意しておき、スムーズに審査が行われれば、休み明けにすぐ対応してもらえる可能性が高まります。
早急に現金化したいなら申し込みまでにできる準備はしておくこと、早めに申し込みを済ませることが重要です。