ファクタリングで決算書が改善される?見栄えを保てる理由と効果を解説

ファクタリングの利用は、決算書を改善し、見栄えを保つことにつながります。

その理由は、ファクタリングが借入れではなく、売掛金を使った資金調達の方法だからです。

のちに銀行融資を検討している場合、決算書の評価を落とす資金調達の方法は避けた方がよいといえますが、この場合でもファクタリングなら安心して利用できます。

そこで、ファクタリングで決算書が改善され、見栄えを保てる理由と効果を解説します。

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ファクタリング解体新書

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経営者・財務担当者のために、PMGがご提供する最短即日で現金化可能なファクタリングについて詳しく解説した資料です。

ファクタリングによる決算書への影響

ファクタリングは単に資金を調達できるだけでなく、決算書によい影響を与えることのできる方法です。

決算書が改善されれば企業の状況や企業評価にもよい影響が及ぶため、ファクタリングをうまく活用することをおすすめします。

ファクタリングで決算書に与えることができる良い影響は、主に次の4つです。

  1. 貸借対照表のスリム化
  2. 総資産利益率(ROA)の改善
  3. 自己資本比率の向上
  4. 現金比率の引き上げ

それぞれ説明します。

貸借対照表のスリム化

ファクタリングで売掛金を現金化すると、決算書の貸借対照表をオフバランスすることで「スリム化」できます。

オフバランスとは保有する資産を「貸借対照表」から外すことです。

貸借対照表(バランスシート)は、たとえば銀行からの借入れなどに資金調達を頼れば「負債」を増やし肥大化させます。

しかし、ファクタリングは売掛金を現金化する資金調達方法のため、負債を増やすことはありません。

ファクタリングで調達したお金を負債を減少させることに利用することにより、スリム化も実現できます。

総資産利益率(ROA)の改善

ファクタリングを利用することで、「総資産利益率(ROA)」などの財務指標が改善されます。

「総資産利益率(ROA)」とは、効率的な経営ができているか判断するときの指標であり、純利益を資産で割って算出します。

ファクタリングで売掛金を現金化し、負債を減少させれば分母が小さくなるため、数値を改善させることができます。

自己資本比率の向上

「自己資本比率」とは総資本のうち自己資本が占める割合です。

財務基盤が強固であることを示す指標ですが、総資本には銀行からの借入れなどによる返済義務のある資本も含まれます。

負債が増えれば自己資本比率が低下しやすくなるのに対し、ファクタリングは借入れではないため、自己資本比率にも悪影響を及ぼしません。

ファクタリングで資金を調達し、借金を返済していけば自己資本比率を向上できます。

現金比率の引き上げ

「現金比率」とは、資金繰りの流動性の高さを示す指標であり、流動資産を流動負債で割って算出します。

自己資本比率を向上させれば企業の評価は高まりますが、現金比率も引き上げるため、評価をさらに向上できます。

売掛金も流動資産の1つであり、現金化しても流動資産の総額は変わりません。

ただ、負債を増やさない資金調達の方法であることは、現金比率を引き上げることにつながります。

ファクタリングで決算書改善につながる理由

ファクタリングを利用することで、資産を圧縮し会社の会計をすっきり見せることができます。

企業価値の向上を示す会計により、銀行や取引先からの評価も上がり、融資での格付けも向上させることができるでしょう。

ファクタリング利用が決算書改善につながる理由として、次の3つが挙げられます。

  1. 資産をオフバランス化できる
  2. キャッシュフローが改善される
  3. 売掛金未回収リスクを回避できる

それぞれ説明します。

資産をオフバランス化できる

先にも説明したとおり、ファクタリングは資産をオフバランス化できる方法です。

資産のオフバランス化とは貸借対照表の資産と負債を減少させることですが、売掛金を売却して現金を増やし、その現金で負債を減らすことで実現します。

オフバランス化により貸借対照表をすっきりと見せ、自己資本比率など数値を高めることにつながります。

キャッシュフローが改善される

キャッシュフローとはお金の流れのことです。

会社経営において、決算書の利益ばかりにとらわれるのではなく、手元のお金の動きは把握しておくべきです。

いつどのくらいの金額を支払う必要があるのか、次の入金予定はいつ・いくら入るのか、資金不足に陥る前に資金調達が必要なタイミングを把握しておく必要があります。

業績が好調でも手元のお金が枯渇すれば黒字倒産してしまう恐れがあるため、ファクタリングで売掛金を現金化させ、キャッシュフローが改善することはメリットです。

売掛金未回収リスクを回避できる

ファクタリングは売掛金を前倒しで現金化する方法であり、万一、利用後に売掛先が倒産しても利用者がその責任を負うことはありません。

売掛金をファクタリング会社に売却した時点で、未回収になるリスクも移転されるからです。

ファクタリングを利用せずに期日まで支払いを待っていた場合、売掛先に何らかの事情が発生し、回収できなくなったら大きな損失を被ることになるでしょう。

しかしファクタリングで先に現金化しておくことにより、売掛金が未回収になるリスクから解放されます。

ファクタリングで銀行融資が有利になる理由

ファクタリングを利用することで、銀行融資を受けるときに有利になる理由は以下の2つです。

  1. 銀行の格付けが上がる
  2. 借金を増やさず資金を調達できる

それぞれ説明します。

銀行の格付けが上がる

銀行融資の審査において、決算書の数字はとても重要です。銀行は融資対象となる企業を格付けし、そのランクによってお金を貸すべきか決めます。

企業格付けを左右するのは決算書です。

ファクタリングで決算書を改善させれば、銀行からの企業格付けが上がり、融資審査にもよい影響を与えます。

決算書に自信をもって提出できるようになることは、ファクタリングのメリットです。

借金を増やさず資金を調達できる

銀行から融資を受けるとき、負債が多ければ返済能力を疑われ、審査に通らなくなる恐れがあります。

ファクタリングはお金を借りる方法ではないため、負債は増えません。

むしろ、ファクタリングで調達した資金で借入金返済を進めれば、債務超過に陥るリスクを回避できます。

経営状況を改善させつつ資金調達も実現させる方法として、ファクタリングを有効活用しましょう。

まとめ

ファクタリングの利用は、決算書によい影響を与えます。

入金されるまでの期間が長い売掛金を多く保有していると資金繰りは悪化します。

ファクタリングを利用することで、資金を調達できるだけでなく決算書も改善されるため、銀行融資を受けたいときにもメリットがあります。

利益が出ているのに倒産する黒字倒産を防ぐためにも、ファクタリングを有効活用することをおすすめします。

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