ゼロゼロ融資の支援策とは？返済できない場合の支援策を簡単に紹介

ゼロゼロ融資とは、新型コロナウイルス感染症が拡大したため、政府主導で行われた融資制度です。

多くの中小企業が利用した借入れ制度であり、すでに返済がスタートしています。

そこで、ゼロゼロ融資を返済できない場合の解決方法を解説します。

ゼロゼロ融資を返済できない場合の対処法

ゼロゼロ融資の返済が難しい場合、以下の制度による借り換えを検討しましょう。

1. 借換保証制度（コロナ借換保証）
2. 早期経営改善計画策定支援事業

借換保証制度（コロナ借換保証）

「コロナ借換保証」とは、コロナ融資からの借り換え、または他の保証付融資からの借り換えに対応できる保証制度です。

主に民間銀行などの金融機関からのコロナ融資が対象であり、保証限度額は1億円とされています。

コロナ融資の限度額が6,000万円だったのに対し、4,000万円が上乗せされました。

また、保証期間は10年以内で、据置期間は5年以内で設定されます。

また、信用保証料は金融機関との対話を通じ「経営行動計画書」を作成し、金融機関による継続的な伴走支援を受けることで0.2％に引き下げられます。

自治体によっては保証料の補助など実施している場合があるため、事前に自治体や金融機関に確認してみるとよいでしょう。

早期経営改善計画策定支援事業

早期経営改善計画策定支援事業は、国認定の税理士などの専門家である認定経営革新等支援機関の支援を受け、資金繰り計画・ビジネスモデル俯瞰図・アクションプランなどの経営改善計画を策定する際の費用の3分の2を補助する制度です。

中小企業の借入金増大などを背景に創設された制度であり、早期の経営改善に取り組む企業を支援します。

借換保証制度のようにまとまった資金調達はできませんが、経営改善のための費用を補助されます。

直接的な支援ではないものの、間接的な支援により資金繰りの改善のサポートを受けられる制度です。

まとめ

ゼロゼロ融資の返済が厳しいときは、借換保証制度などを検討しましょう。

また、同時に財務状況の改善を図っていくことも重要です。