手元の事業資金がショートすれば会社は倒産する!


事業を営む上で手元の現預金が不足し、材料の仕入れ代金や従業員に対する給料、その他必要経費などの支払いができなくなることを資金ショートといいます。

事業資金が底を尽きるとたちまち支払いができなくなるため、なぜ資金がショートしてしまうのか、そのような状況に陥らないための予防策を講じておくことが大切です。

 

事業資金がショートする原因とは

事業資金がショートしてしまう原因は、

  • 売上の低下
  • 利益率の低下
  • 売掛金の回収の遅れ(回収不能)
  • 過剰な在庫
  • コストの増加
  • 大量仕入れによる支払いの先行
  • 仕入れ単価の向上
  • 借り入れの増額による返済負担の増加

などが挙げられます。

これらからわかるように、収入が減少することと支出が増加することが原因といえますが、そもそも商品やサービスを販売・提供したとき、その代金は一旦その場で回収せず、後日入金される形となることが商取引では一般的です。

ここで売掛金が発生することになりますが、この売掛金が回収できるまでの間にも、様々な経費の支払いは発生し続けるため、入金と出金のタイムラグが資金不足を生じさせる原因となるといえるでしょう。

 

資金繰りが悪化した状態での借り入れはその場しのぎでしかない

支払いができなくなれば、その事業資金を補うために借り入れなどで資金を調達することを検討するでしょう。

しかし、売上や利益が減少しており、在庫は過剰に残っている状態で、さらに回収できない売掛金が発生している状況である中、借り入れにより資金を調達してもその場しのぎにしかなりません。結局はその後の返済負担に苦しむことになり、また同じ状況に陥ると考えられます。

事業資金がショートしないように不足する資金を調達するには、そもそも資金繰りが悪化している原因となる売掛金の回収時期を早めることや、過剰な在庫を処分するといったことがまず必要です。

 

赤字続きでも手元の資金がショートしなければ倒産しない

帳簿上、たとえ大きな赤字が続いていたとしてもそれだけで会社が倒産することはありません。手元の事業資金に不足が生じていなければ、事業を継続することができます。

反対に帳簿では黒字が続いていてもであっても、一度事業資金がショートしてしまうと黒字倒産という状況に陥ります。

もし手形の不渡りが半年間で2度発生すれば、銀行取引は停止となり実質的な倒産という状態となるため、事業資金が不足事態は絶対に避けなければなりません。

 

適切な資金の調達方法で資金繰りの改善を

他にも必要経費などの支払いができなれば信用問題に関わることとなるため、その後の取引にも影響を及ぼします。

これらのことを踏まえた上で、いかに事業資金をショートさせないことが大切か再度認識しておき、適切な方法で資金調達することを検討してください。