ファクタリングは怪しい?高利貸し業者は正式な貸金業者?

「ファクタリングって怪しくないの?」多くの方がこの疑問を持っているのではないでしょうか。本記事では、ファクタリングが怪しいと思われがちな理由を説明するとともに、実は合法的な資金調達手段であることを解説します。高利貸しとの違いを理解することで、ファクタリングを安心して活用できる方法が見えてきます。

ファクタリングは怪しい?高利貸し?

ファクタリングは高利貸しとは異なり、売上債権の買い取りによって資金調達を実現する方法です。しかし、ファクタリングは手数料が高くなることもあり怪しいと思われることがあります。

ファクタリングで手数料が高くなりやすいのは、売掛先を交えないファクタリング会社と利用者の2社間の取引です。

2社間では、売掛先から回収できない貸倒リスク、利用者から入金を確認できないリスクをファクタリング会社が負います。回収リスクが重くなるため手数料も高く設定されやすいです。

売掛債権額の20%を超えるケースもあるため、貸金業者の利息と勘違いをして怪しいと思われることがあります。しかし、ファクタリングは貸金業ではないため、利息制限法には抵触しません。

PMGでは、2社間のほか、3社間の取引にも対応しています。資金調達でお悩みでしたら、PMGにご相談ください。

どうにかして資金を調達したいと、さまざまな調達先を検討することもあるかもしれません。なかには、危険な業者も存在します。今回は、高利貸し業者とはどのような業者で、利用にはどのようなリスクがともなうかを紹介します。

高利貸し業者とは?

高利貸し業者とは、高い利息でお金を貸す業者のことです。高利貸し業者に関して、以下の3つを解説します。

  1. 高利貸しと日本史
  2. 利息と法律の関係
  3. 闇金と高利貸しの違い

高利貸しと日本史

まず、高利貸し業者と歴史との関係です。日本では、高利貸し業者は古い時代から存在していました。

鎌倉時代や室町時代には土倉(どそう・どくら)と呼ばれる高利貸し業者があったとされています。倉庫を持つ高利貸し業者で、当時は幕府の財源にもなっていました。

江戸時代に入ると個人向けの高利貸しが発展していきます。翌日返済の高金利の業者も存在していました。

利息と法律の関係

日本の歴史のなかでは、年利にすると元金の倍以上の金利をとる高利貸し業者も存在していました。しかし、高利貸しは徐々に規制されていきます。

明治時代には、金銭の貸し借りで利息を制限する法律が置かれました。さらに、昭和29年には利息制限法が制定されます。

利息制限法は改正が行われ、2010年6月には設定できる利息の上限が従来よりもさらに引き下げられました。2024年1月時点において、利息の上限(年率)は、10万円未満が20%、10万円以上100万円未満が18%、100万円以上が15%です。

利息制限法に違反して高金利で貸し付けを行う業者は、現代の高利貸し業者といえます。

闇金と高利貸しの違い

闇金は法律に違反している貸金業者のことです。利息の上限違反だけでなく、貸金業登録を受けてない業者、違法な取り立てを行う業者なども含まれます。

一方、現代の高利貸し業者は違法な利息で貸し付けを行う業者です。法に違反して金銭を貸し付けている点で闇金と共通し、闇金の一種といえます。

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高利貸しを利用するリスク

高利貸し業者は、闇金と同じで違法な貸金業者です。高利貸し業者を利用して資金調達するのは避けましょう。

理由は、違法な利息が設定されていて元本がなかなか減らないためです。利息の支払いだけで精一杯で元本まで返済が回らない可能性があります。また、違法業者であるため不当に利息を搾り取られる恐れもあるでしょう。

さらに、高利貸し業者のような悪質業者は、登録番号自体を詐称するケースも多いです。怪しいと感じたら登録があるか、金融庁の登録貸金業者情報検索サービスで確認されることをおすすめします。

なお、司法では高利貸し業者のような闇金からの借金は返済義務がないと過去に判決がくだされました。利用してしまったら、違法な取り立てには応じずに弁護士などの専門家に相談するのが先決です。

まとめ

ファクタリングと高利貸し業者は異なるものです。高利貸し業者は貸金業者で、違法に高い利息を設定している業者をいいます。高利貸し業者が貸金業以外を装うケースもありますので注意しましょう。