宮城県は、東北新幹線が走っており地下鉄東西線開通などで、交通の利便性も高く暮らしやすい地域であるといえます。
東北地方の中でも充実した都市機能を持つ県であるため、宮城を拠点とする企業も増えつつあり、ファクタリングによる資金調達ニーズも高めといえるでしょう。
しかしファクタリング会社の多くは東京近郊に集中しているため、宮城でファクタリングを使った資金の調達は少々不便と感じている経営者も少なくないようです。
そこで、宮城でもファクタリングは可能なのか、資金調達に利用するときのメリット・デメリットについて解説していきます。
目次
ファクタリングは中小企業の有効な資金調達方法
宮城県は東北地方に位置する県で、東部は太平洋に面し一年を通して比較的穏やかな気候で、西部は連なる山々など自然に恵まれ広大な仙台平野を有することから冬季には降雪の多い気候です。
県庁所在地で別名「杜の都」と呼ばれる仙台市を中心として、東北地方の中でも気候が穏やかで自然あふれる観光スポットに人気温泉地、伊達政宗ゆかりの地など様々な魅力が盛りだくさんの県といえます。
「ひとめぼれ」や「ササニシキ」などお米の産地として有名ですが、太平洋に面しているため漁業や工業も盛んに行われており、宮城拠点の数多くの企業が存在しています。
その中でも中小企業の場合、売掛金が入金されるまでの間、手元の資金不足など不安を抱える企業も少なくありません。
ファクタリングを使った資金調達方法も注目されつつある環境ですが、中小企業が抱える資金面の悩みは主に次の3つです。
- 売掛金の入金サイト長期化で資金不足に陥りやすい
- 材料費や資材費に充てるお金がない
- 銀行融資では審査が通らず資金を調達できない
資金繰りが悪化し、手元の資金が枯渇すれば仮に利益が出ていても黒字倒産してしまいます。
宮城を拠点とする企業も、最悪の事態に陥らないためにファクタリングを有効活用し、手元の資金を枯渇させないように注意してください。
ファクタリングで資金調達する際の流れ
ファクタリングとは、「売掛金」をファクタリング会社に売却することで、現金化させて手元の資金を増やすことができるサービスです。
売掛先との契約で、いつ売掛金を支払ってもらうか取り決めていることでしょうが、期日よりも先にお金を受け取ることができます。
仮に入金までのサイトが長期化しており、毎月資金繰りが厳しいという場合でも、サイトを短期化させ資金繰りを改善させることにつなげることができるでしょう。
ファクタリングによる資金調達は、次の2つの契約形態によりその流れが異なります。
- 2社間ファクタリングの流れ
- 3社間ファクタリングの流れ
それぞれの流れについて説明していきます。
2社間ファクタリングの流れ
「2社間ファクタリング」とは、利用者とファクタリング会社の2者のみで契約を結ぶファクタリングであり、売掛先は契約に関与しません。
そのためファクタリング利用を誰にも知られたくないという場合に適しており、必要書類の準備や手続も簡単に済ませることができます。
早ければ即日対応可能となる資金調達の方法ですが、2社間ファクタリングを利用したときの流れは以下のとおりです。
- 売掛金買取の申し込み
- ファクタリング会社による審査
- 買取条件や契約内容などの提示
- 利用者とファクタリング会社で契約締結
- 指定の銀行口座に手数料を差し引き分の買取代金が入金
- 売掛金入金後、ファクタリング会社へ送金
3社間ファクタリングの流れ
「3社間ファクタリング」は、利用者とファクタリング会社に加え、売掛先の3者が契約を結ぶファクタリングです。
売掛先に対し、ファクタリングを利用することを伝え、承諾を得ることが必要になるファクタリングであるため、その手間や時間が必要になります。
売掛金は売掛先からファクタリング会社に対し、直接支払いされるため手数料は低く抑えることができますが、何よりもファクタリング利用の事実を売掛先に知られてしまいます。
それにより、関係性や取引に何らかの影響を及ぼす可能性は出てくることを留意した上で選んだほうがよいファクタリングといえるでしょう。
3社間ファクタリングを利用したときの流れは以下のとおりです。
- 売掛金買取の申し込み
- ファクタリング会社による審査
- 買取条件や契約内容などの提示
- 売掛先に債権譲渡の通知・承諾を得る
- 利用者・ファクタリング会社・売掛先で契約締結
- 指定の銀行口座に手数料を差し引き分の買取代金が入金
- 売掛先からファクタリング会社へ売掛金が送金
宮城でファクタリングを活用するメリット
宮城の企業にとって、ファクタリングを使った資金調達はいろいろなメリットがあります。
すぐにお金が必要という場合でもスピーディに手元のお金を増やすことができ、信用力の高い売掛債権があればたとえ財務状況が悪化していても資金調達につなげることができることなどです。
お金を借りる方法ではないため、当然、担保や保証人も必要ありません。
負債を増やして貸借対照表を汚すことはなく、むしろオフバランス化で銀行からの評価を向上させることにつなげることもできます。
宮城でファクタリングを活用するデメリット
宮城の企業がファクタリングを活用する場合、メリットもあればデメリットもあります。
その1つとして挙げられるのが、ファクタリング会社のほとんどが東京近郊に集中していることです。
宮城県内でもファクタリング事業を展開しているファクタリング会社はあることでしょう。
しかし県内のみで事業展開している業者の場合、競争力の低さから信頼できる業者か判断しにくくなります。
東京近郊の業者から信頼できるファクタリング会社を見つけたとしても、郵送や出張などで対応依頼することになり、時間や費用がかかってしまいます。
宮城でファクタリング利用する際の注意点
宮城でファクタリングを利用するときは、どのファクタリング会社に依頼するか慎重に決めることが必要です。
宮城県内のみでファクタリング事業を展開している業者であれば、地域密着型で地元の事情も把握しており、いろいろな相談をしやすいと考えられます。
しかし規模が小さな業者を選んでしまうと、資金力が期待できないため、必要な資金をすぐに準備できない可能性もあるでしょう。
そのため、次のことをポイントとして押さえつつ、ファクタリング会社選びをしてください。
- 全国対応可能の業者を選ぶ
詳しく説明していきます。
全国対応可能の業者を選ぶ
本社は東京でも、東北地方に営業所を設けて全国的に対応できるファクタリング会社なら、それぞれの地域の事情など把握していることで質の高いサービスが期待できます。
遠方の場合、郵送や出張などの対応以外にも、オンラインで対応できる業者なら、よりスムーズな資金調達につながります。
まとめ
宮城県内のみでファクタリング事業を展開するファクタリング会社は、地域に密着した親しみやすさが魅力である一方、規模の大きさが十分でないため資金力も期待できません。
準備できる資金の限度額も低くなり、手数料も割高になる可能性があります。
それに対し全国対応可能なファクタリング会社なら、東日本と西日本のいずれにも対応可能であるため、充実したサービスが期待できることでしょう。
当社も宮城県仙台市に営業所があるため、対面・郵送・オンライン・出張などいずれの方法にも対応可能です。
資金の悩みがあれば、安心してご相談ください。