ビジョンを持った中小企業とそうでない企業では10年後に差が出る?


中小企業の経営者の方は、実際に自分が何を目指して経営を続けているのかビジョンを持っているでしょうか。中には親の家業をそのまま引き継ぐことになり、本当に自分がやりたかったことかわからないという場合もあるかもしれません。

ただ、同じ中小企業でも、将来のビジョンを描いている組織と、存続だけを目的としている組織では、10年後に迎えるステージがまったく違ってきます。

 

事業継続はビジョンに向かうプロセスにすぎない

中小企業で多く見られがちなのが、事業を継続させることだけに必死になっているケースです。長く続ければどうにかなると考える経営者もいるほど、事業を続けることだけにとらわれ過ぎ、本来ありたい姿が見えなくなっています。

確かに大企業と比較すれば、社員数や技術、顧客規模、認知度や資金力など、いろいろな面で中小企業は大変です。限られた経営資源で事業を続けなければならないため、事業を続けることに必死になるのは仕方がないことかもしれません。

ただ、事業を継続させることは、その先のビジョンに向かうためのプロセスであり、目的ではありません。

本来の目的を持たないままで事業を続けても、苦しい状況からステージアップさせることにはつながらないことを理解するべきです。

 

ビジョンがあるからこそ資金繰りにも必死になれる!

目指すビジョンがあるからこそ、もし資金繰りに行き詰まっても倒産させてはならないと必死になれます。

社員もビジョンに共感できれば、商品やサービスを生み出したいと考え、前例のない開発にチャレンジしようと思うでしょう。

たとえうまくいかなくても、何度も改善しながら他にはない商品やサービスを具現化できるようになるはずです。

営業担当者も、必死に熱意を持ったプレゼンテーションを行い、新規の顧客開拓に向けて取り組むことができるでしょう。

企業の目指す方向にブレがなければ、少しずつ実績を重ねていくことで信用を獲得し成長していくはずなので、10年後には単に事業を続けるだけ続けてきたという中小企業とは大きな差が生まれると考えられます。

 

揺るがない企業を作り上げるために

まずは何を目的に事業を続けるのかビジョンを定め、その目標に向かって会社が一丸となり取り組むことを検討していきましょう。

何年にも渡り、目的に向かって取り組みを積み重ねれば、自社はこうあるべきだという基盤ができます。それが経営者から社員に浸透することで、揺るがない企業を作り上げることができるでしょう。