ゴールデンウィークの10連休で売上が減少してしまった業種とは?


最大10日連続という大型連休となった2019年のゴールデンウィーク。

長い休日を利用して家族と旅行を楽しむ方もいれば、レジャーや観光施設、サービス業などはこれまでにない多忙なゴールデンウィークだったという方もいたことでしょう。

ただ、今回の10連休。予想と期待を大きく外した売上の少なさに、がっくり肩を落とした業界もありますのでその一部をご紹介します。

 

想定外!百貨店は売上が思うように伸びず

5月7日に発表された百貨店大手4社のゴールデンウィークの売上高。何と前年の同時期より伸び率は1割に満たない状況で、想定していた売上高を下回る結果となったようです。

せっかくの追い風といえる状況でも、百貨店は上手く活かしきれなかったといえるでしょう。

なぜ売上は増えなかったのか

実際、休日は2018年より3日増えたことになるので、本当なら売上は増えるはずだったと考えられます。確かに連休前半は客足も好調だったようですが、10連休という休みの長さが影響し、後半までその状態が続かなかったことが要因と考えられます。

また、連休中は外商も営業活動をストップさせているため、富裕層の消費も伸びなかったといえるでしょう。

地方からの新規顧客に期待がかかる反面、旅行などを連休ギリギリまで楽しむ方も多く、百貨店にとってはあまりよいゴールデンウィークとはいえなかったと考えられます。

 

連休中は通常診療は行わなかった病院も多数

ゴールデンウィーク中は外来診療を行わなかった病院などもその影響は大きいといえます。ただ、連休初日だった4月27日や、4月30日から5月2日にかけて、臨時で一般外来診療を実施する医療機関もあったようです。

たとえば仙台市青葉区の東北大学病院などは、常日頃から救急患者は24時間365日対応ですが、ゴールデンウィークなどは一般の診療は行わない形を取っていました。今回の10連休中は、手術を控えている方や薬が必要な方に対応できるように、4月30日と5月2日の2日間は、すべての科を対象として通常の一般外来診療を実施したようです。

5月2日だけで診療予約は約2,000人というほど、かなりの数の方が東北大学病院に足を運んだことがわかります。大学病院であるだけに、扱う患者も重症の方が多いことで、連休中でも診療日を設けるという対応が行われたとのことでした。

患者数がそもそも少ないクリニックなどは…

小さな診療所などでは、患者数によって売上も大きくかわります。1日の来院数が十数人というクリニックなどの場合、ゴールデンウィークを休診日にしたことにより、やはりその影響が顕著にあらわれてしまったといえるでしょう。

患者が医療機関で支払った一部負担金以外の診療報酬は、病院が社会保険診療報酬支払基金や国民健康保険団体連合会などの審査支払機関などに請求して受け取る形です。

請求はその月分をまとめて翌月10日までに行いますので、診療行為を行った月の翌々月の20日頃まで入金されません。

資金繰りの管理が重要な業種であることから、今回のゴールデンウィークでもこの大打撃をどのように回避するかが問題となっていることもあるようです。

 

10連休のせいで支払いができない!という場合は

ゴールデンウィークで思うように売上があがらなかった百貨店、資金繰り悪化が心配される病院など、もし保有している売掛金があるのならファクタリングにより入金期日よりも先に資金化させることを検討してみるとよいでしょう。