資金繰りを改善させるためのコツとは?


最近資金繰りが悪化してきたと感じる場合、いったい何が原因で悪化しているのかをまず探っていくことが必要です。
資金繰りが悪化する原因として、例えば売上減少や費用増加、売掛債権の回収が遅れているといったキャッシュインの減少、そして過大な在庫を抱えて不良資産化しているケースや過剰な設備投資、仕入債務や借入金の早期支払や支払い、さらに前払金や仮払金などのキャッシュアウトが増加することが考えられます。

売掛債権は早期回収を!
売掛債権の回収が遅れると資金繰りは悪化しますので、貸し倒れリスクを防ぐためにも早期回収を心掛けましょう。取引先の情報収集を意識し、ランク付けや売掛限度額の設定も必要です。
売掛債権を早期に回収するために、手形割引を活用することや代引や銀行振込という現金決済に条件を変えること、さらに長期売掛債権はファクタリングを活用するといった方法も検討が必要になります。

不要な在庫は処分すること
緻密な生産や販売、在庫計画を立てていたとしても狂いが生じれば動きの鈍い不良在庫を発生させます。放置していれば在庫全体に占める割合がだんだんと高くなり問題が生じる原因になります。
倉庫に眠ったままの不良在庫は資金繰り悪化に繋がる上に、在庫スペースが不足し保管の維持費もかかることになるでしょう。
徹底した在庫管理を心掛け、単品管理で売れない製品や商品の基準を作り短期サイクルで排除していくことが必要です。長期滞留不良在庫については、年度末に損失計上し処分するようにしましょう。

投資は営業キャッシュフロー内で!
営業活動していく上で投資は欠かせませんが、その資金の出先がどこであるかが問題です。営業キャッシュフローの範囲で投資を抑えることができれば問題ありませんので、フリーキャッシュフローをプラスに保つことを心掛けましょう。
その投資が本当に必要なものか十分検討し、その投資がもたす利益はどの程度かも確認した上で決断しましょう。

回収と支払の期日の改善を
資金繰りを改善するために鉄則となるのは、回収はできるだけ早く、そして支払はできるだけ遅くできることが必要です。しかしいずれも相手があることですので、交渉によって期日を改善させていくことが必要になります。
同時に金融機関に対しても、借入金の返済条件の交渉が必要です。月次返済額の減額、返済期間の繰延など、交渉内容は様々ですが、いずれにしても経営改善計画を立てた上で検討することが必要になるでしょう。

仮払金などは一掃
仮払金や前払金、貸付金は一時的に発生することはあるかもしれませんが、役員や関連会社に対する貸付金が慢性的に発生して長期化している場合は金融機関から融資を受けることができなくなる可能性があります。早急に回収していくことを徹底させましょう。

資金繰りが悪化したらまず実践を
このように資金繰りを改善させるために色々な方法がありますので、それぞれのコツを理解しておきできることから始めて行きましょう。