ビジネスローンの審査が通らない理由とは?落ちた後はどうすればよい?

ビジネスローンの審査に落ちて、資金繰りに悩んでいる方は多いでしょう。再びビジネスローンの審査に申し込む前には、審査に落ちた理由を知っておくことが重要です。

審査に落ちた理由がわかれば、対策を講じることでビジネスローンの審査に通りやすくなります。今回は、ビジネスローンの審査に通らない理由や、落ちた場合の資金調達方法を解説します。

ビジネスローンの審査に通らない理由とは?

ビジネスローンの審査に通らない理由は、以下の4つが考えられます。

  1. 申込書類に不備がある
  2. 返済能力がないと判断された
  3. スコアリングシステムの基準を満たしていない
  4. 税金の滞納がある

それぞれ詳しく解説します。

申込書類に不備がある

申込用紙に不備がある場合は、審査に落ちてしまいます。記入漏れや記載ミスがあった際には、ビジネスローンの業者から連絡がある場合が多いです。

しかし、連絡がなく落とされてしまう場合もあるため注意しましょう。申込書類を提出する際は、不備がないか念入りに確認してください。

返済能力がないと判断された

返済能力がないと判断された場合も、ビジネスローンの審査には通りません。返済能力は現在の会社の経営状況だけではなく、事業の将来性も含めて判断されます。

会社が業績不振の場合でも返済能力を示せれば審査に通る可能性はあります。返済能力を示すために重要になるのが事業計画書です。以下のポイントを抑えて念入りに作成しましょう。

  • 企業の概要
  • 事業内容
  • 自社の特徴や強み
  • 市場の分析
  • ビジネスモデル
  • 経営における今後の課題と対策
  • 資金計画

事業計画書には事業のよいところだけでなく、リスクや課題も記載しましょう。リスクや課題の対策も記載することで、返済能力の高さをアピールできます。資金計画を詳細に記載することも、返済能力の高さを示すうえで重要です。

スコアリングシステムの基準を満たしていない

ビジネスローンは審査を素早く行うために、スコアリングシステムを採用しているケースが多いです。スコアリングシステムは、事業者を数値化してビジネスローンの審査を行うシステムです。

スコアリングシステムの基準を満たしていない場合は、機械的に審査に落とされてしまいます。繰り返しビジネスローンの審査を受けても、落ちてしまう可能性が高いでしょう。

スコアリングシステムでチェックされるのは、主に以下の3項目です。

  • 申込対象年齢に該当しているか
  • 企業してから1年以上経過しているか
  • 過去5〜10年間で信用情報に傷がついていないか

上記を満たしていない場合は、ビジネスローンの利用が難しいです。

税金の滞納がある

税金の滞納があると返済能力がないと判断され、審査に落ちる場合が多いです。ビジネスローンを申し込む際には、税金の滞納がないか十分に確認しましょう。

【無料ダウンロード】
資金繰りを見える化。資金繰り表テンプレート

もう資金繰りで悩まない!経営者・財務担当者のための資金繰り表テンプレート。財務管理を簡単にし、ビジネスの安定成長を目指しましょう。

いますぐダウンロード

ビジネスローンに落ちた場合はどうするべき?

ビジネスローンの審査に落ちた場合は、以下の方法を検討してみましょう。

  1. 他社に申し込む
  2. カードローンを利用する
  3. 補助金や助成金を活用する
  4. ファクタリングを利用する

それぞれの方法を詳しく解説します。

他社に申し込む

ビジネスローンの審査基準は会社ごとに異なります。そのため、審査に落ちた場合でも他社に申し込めば借入ができる場合があります。

しかし、6ヶ月以内に4社以上のビジネスローンを申し込むとブラック状態となる可能性が高く注意が必要です。繰り返し審査に落ちないために、資金の使い道や事業計画書の見直しなどを行いましょう。

カードローンを利用する

ビジネスローンで審査落ちをした場合は、カードローンを利用するのも方法もあります。以下の大手カードローン会社では、事業資金としての借入を認めています。

  • アイフル
  • アコム
  • プロミス(個人事業主の場合のみ)

銀行の個人用カードローンでは、事業目的での資金の借入を認めていないケースが多いため注意しましょう。借入の際には、事業資金として利用してもよいか確認してください。

補助金や助成金を活用する

補助金や助成金を活用して資金調達を行うのもおすすめです。以下の補助金であれば、比較的申し込みがしやすいです。

  • 事業再構築補助金
  • ものづくり補助金
  • IT導入補助金
  • 小規模事業者持続化補助金

補助金や助成金ごとに申し込む際の条件が異なるため、必ず確認しましょう。

ビジネスローンとは違い、返済する必要がないのが補助金や助成金のメリットです。一方で、審査に時間がかかるため、早期の資金調達を行いたい方には不向きです。

ファクタリングを利用する

売掛債権を売却して売掛金を早期に回収できるファクタリングを利用するのもおすすめです。借入ではないため利息が発生せず、上記のどの方法と比べても現金化しやすいのがポイントです。

しかし、ファクタリング会社には悪質な業者も存在しています。口コミやホームページを確認して、念入りに業者選びを行いましょう。

PMGはファクタリングだけでなく、事業計画へのアドバイスや企業課題に関するサポートなども行っています。ファクタリングを検討している方は、ぜひPMGにご相談ください。

【無料ダウンロード】
知らないと損!?5大補助金を徹底解説

補助金の申請要件や補助額などを分かりやすくまとめました。資金繰りにお悩みの方、事業を拡大したい方、お気軽に資料をご覧ください。

いますぐダウンロード

まとめ

ビジネスローンの審査に落ちた場合は、原因を明らかにしましょう。原因を踏まえて事業計画書の見直しを行い、再度ビジネスローンに申し込めば、審査に通る可能性はあります。

ビジネスローン以外にも資金調達方法は数多くあります。今回紹介した内容を参考に資金調達を行ってみてください。