銀行やノンバンクのビジネスローンから、事業資金の借入れを行いたくても、大きなハードルである審査が通らないので融資を受けることができないこともあるでしょう。
銀行でもノンバンクでも、ビジネスローンの申し込みを行えば誰でも融資されるわけではありません。借入れが可能となるのは、審査に通った場合のみです。
審査の基準は一般的に公開されていませんが、どのようなことに注意すればよいのか、審査に不利になる条件など確認しておきましょう。
ビジネスローンの審査で重視される項目とは?
審査で重視される項目のうち、直近の決算の内容に問題があると審査も不利になると考えられるでしょう。ビジネスローンで審査が通らないのは、返済能力がないとみなされたからといえます。
会社の収益性は融資を行う上で重視されるポイントでもあります。一般的には、3期連続営業赤字が出ている会社の場合、本業で収益をあげることは困難な企業だとみなされますので、審査が通らない可能性が高くなるでしょう。
金融機関の借入れ審査が通らない理由
ビジネスローンに限らず、金融機関に融資を申し込んだのに、審査に通らないケースとは、申し込みを行った個人や法人に次のような問題があると考えられます。
申し込み者個人が原因で審査が通らない理由
- 過去に金融事故歴がある場合
- 申し込み内容に虚偽の報告がある場合
- 複数社に連続して借入れの申し込みを行っている場合
法人が原因で審査が通らない理由
- 会社としての借入額が過大と判断される場合
- 債務超過の度合いがあまりにも大きい場合
- 赤字決算が続いている場合
- 営業利益で借入金の利息をまかなえる状況にないと判断できる場合
ビジネスローンで借入れできないと資金調達は諦めるしかない?
ビジネスローンに申し込みを行っても、借入れができなければ事業資金の調達ができず、資金繰りが悪化し、いずれ資金がショートしてしまう可能性も出てくるでしょう。
このような窮地に立たされた場合、もうなすすべはないのかと諦めることはありません。もし、売掛金など売掛債権があるのなら、その債権を現金化して資金を調達することを検討しましょう。
この方法をファクタリングといいますが、早期に売掛債権を現金化する資金調達方法で、審査を申し込んでから即日、おそくても数日や1週間程度で現金を得ることができます。
融資ではない審査対象も異なる資金調達方法
ファクタリングは融資ではないので、審査の対象となるのは売掛先の企業であり、自社ではありません。そのため、経営状況が悪いから、きっとまた審査に通らないだろうという心配はないのです。
また、売掛債権を現金化することにより資金を調達するため、バランスシートが悪化することもなく、経営状況がある程度改善した時の借入れ審査に不利になることもありません。
もちろん返済義務もないので、ビジネスローンの審査が通らないと悩む前に、ファクタリングでの資金調達を検討してみるとよいでしょう。