銀行からの融資で資金調達する際の金利はどのように決まる?


資金調達に金融機関からの融資を検討している場合、気になるのは金利です。しかしこの銀行の金利がどのように決まるのか、詳しく理解できている経営者はそれほど多くありません。
融資を受ければ利息を支払うことが必要になりますので、少しでも利息を減らすためにも銀行の金利が決まる仕組みを理解しておくと良いでしょう。

銀行が金利を決める要素
銀行の金利は、銀行の調達金利、銀行の経費、貸倒れリスク、利益の4つで決まります。
資金調達のコストと銀行の経費を支払った上で、貸倒れを負担したとしても利益が出る水準により金利は設定されます。
銀行が融資するお金は銀行の自己資金ではなく、預金や資金市場から借りたお金の又貸しです。そのため銀行自体も利息を支払っているため、まずこの調達による金利を補填することから考えます。

メガバンクと信用金庫で金利に差がある理由
メガバンクであれば資金市場から安い調達金利により資金調達を行うため、金利も安く設定することができます。
貸し出し規模も大きいことから、一件に対する貸し付けの経費率も低くすむといった特徴があります。
対する地方の信用金庫などは、貸出先が中小企業になるので取引金額も小さく、経費率も高くなりがちです。そのため金利もメガバンクより高めになってしまいます。

金利を下げたいなら格付けを上げることが必要
銀行も営利企業なので、自己資本比率が一定値を割り込むと金融庁に業務停止を命令されるといった事態に追い込まれます。
そのため調達金利や経費、貸倒れなどを差し引いてもプラスになって利益を出せるような金利で設定されます。
貸倒れによる損失も金利から負担することになるので、格付けが低ければ貸倒れリスクが高いと判断され高い金利を要求されます。金利を下げたいのなら、銀行からの格付けを改善することが必要になると言えるでしょう。

短期よりは長期のほうが金利は高い?
これらは短期借入の金利の決定方法なので、長期借入の場合には短期金利をベースに将来の物価変動などの予想が考慮されて決まることになります。
通常は金利が変動することそのものがリスクと考えられるため、長期金利のほうが短期金利より高めに設定されています。

格付けをアップさせるには?
金利が決まる要素の中で、企業自体が改善することが可能なのは銀行の格付けのみです。
格付けを改善する方法として、帳簿を改ざんできない会計ソフトの使用、書面添付を実践すること、会計事務所に記帳適時性証明書を発行してもらうこと、経営計画書の作成と予算管理、企業防衛対策の実施などが挙げられます。

資金調達に銀行からの融資を利用するなら
銀行が金融庁の支配下にあり、厳しい会計管理を行っていることを理解しておきましょう。今後企業の会計体制のあり方を改善することが、銀行からの格付けランクをアップさせ資金調達を有利に運ぶことへ繋がると考えられます。