フリーキャッシュフローとは?計算方法について解説!

企業の経済活動を評価する際に重要となる指標の1つが、フリーキャッシュフロー(FCF)です。フリーキャッシュフローとは企業が日々の運営と投資活動の後に残るキャッシュを示すもので、企業の財務健全性や価値を判断するための重要な基準とされています。

今回はフリーキャッシュフローの内容や計算方法について解説します。

フリーキャッシュフローとは

フリーキャッシュフロー(FCF)とは、企業が日々の事業運営や投資活動の後に残る現金や現金同等物の量を示します。企業が日々のビジネスで得たキャッシュから、新しい設備への投資や借金の返済など、必要な支出を差し引いた残りのキャッシュを表します。

一般的に、フリーキャッシュフローが多いほど、企業の財務状況が健全であり、企業の価値も高く評価される傾向があります。長期的に企業が安定して経営をしていけるかを判断する上で、重要な指標です。

フリーキャッシュフローの計算方法

フリーキャッシュフローは営業活動によるキャッシュフローから、投資活動によるキャッシュフローを引いた額です。

例えば、ある月の製品売上で得た収益が200万円、仕入で支払った額が60万円、経費の支払いが40万円だったとしましょう。この場合の営業活動のキャッシュフローは

売上収益-(仕入支払額+人件費等の経費支出)=営業活動のキャッシュフロー
200万円-(60万円+40万円)=100万円

で100万円となります。

同じ月に製品を製造するための設備費として30万円を使った場合、投資活動によるキャッシュフローは「-30万円」です。

この月のフリーキャッシュフローは以下の式で求められます。

営業活動のキャッシュフロー-設備投資活動によるキャッシュフロー=フリーキャッシュフロー
100万円-30万円=70万円

なお、投資活動で土地や設備の売却で30万円の収入があった場合は以下の計算式となります。

営業活動のキャッシュフロー+設備投資活動によるキャッシュフロー=フリーキャッシュフロー
100万円+30万円=130万円

フリーキャッシュフローは増えていますが、営業利益が増えていない点には注意が必要です。

フリーキャッシュフローがプラスの場合の使い道

フリーキャッシュフローがプラスの場合は、以下の使い道が考えられます。

  1. 新規事業や既存事業拡大
  2. 株主への分配
  3. 借入金の返済

新規事業や既存事業拡大

フリーキャッシュフローがプラスであるほど、新しい事業の創出や既存事業の拡大に投資できます。フリーキャッシュフローを元手に事業を発展させ、利益を伸ばすことも可能です。

新たな事業や投資に資金を投資し、順調にフリーキャッシュフローが増えれば、さらなる利益が生まれます。この好循環の維持で、企業は成長を続けられます。また、新たなビジネスチャンスの模索が可能です。フリーキャッシュフローの確保は、企業の成長と発展に欠かせません。

株主への分配

フリーキャッシュフローが増えると、株主への配当や利益還元が可能になります。株主との絆をより深め、相互関係の強化ができます。

株主との強固なつながりは、安定した経営を築く上で不可欠です。効果的なフリーキャッシュフローの活用は、株主との良好な関係を築く手段としても注目されるでしょう。

借入金の返済

フリーキャッシュフローは、金融機関からの借入金の返済にも有効です。借入金を減らすことで自己資本比率が向上し、財務の安定性が高まります。

借入金には利息がかかるため、返済によって利息負担の軽減にも繋がります。企業は財務リスクを抑えつつ、安定した経営を築く上でフリーキャッシュフローは重要です。

フリーキャッシュフローをプラスにする方法

フリーキャッシュフローがマイナスになるのは、大規模な投資が行われ、その額が営業キャッシュフローを上回る場合です。投資は企業を成長させる上で重要ですが、財務状況が悪化する要因にもなりかねません。

フリーキャッシュフローをプラスにするためには、投資額が営業キャッシュフローを上回らないように調整することが大切です。企業を大幅に成長させるためには、あえて一時的に財務状況を悪化させたとしても、大規模な投資を行わなければいけない場合もあるでしょう。

しかし、投資に計画性がなく、額に見合うだけの利益が得られなければ、フリーキャッシュフローがマイナスのまま変化せずに財務状況をさらに悪化させてしまう可能性があります。

事業運営が投資活動を見直して、利益に繋がる使い方ができているかの確認が、フリーキャッシュフローをプラスにする上では重要です。また、目先の利益に囚われずに、将来を見据えた中長期の投資計画が必要になります。

まとめ

フリーキャッシュフローは安定した経営を続けていく上で、常に意識しなければならない指標です。フリーキャッシュフローがプラスで維持できるように、事業活動を行っていきましょう。

一時的にフリーキャッシュフローがマイナスになり、資金繰りが悪化した際は資金調達を行う必要があります。その際におすすめの方法がファクタリングです。ファクタリングであれば、返済をする必要がなく、財務リスクを悪化させずに資金繰りの改善ができます。

ファクタリングがどういった仕組みが分からないという方は、ぜひPMGにご相談ください。PMGはファクタリングを利用した資金調達のサポートを行っています。資金繰りで悩んでいる方は、お気軽にお声がけください。